2014・山形夏旅日和【最終回】ー 酒田の町と土門拳記念館 ー

夏旅最終日の朝、鶴岡駅から隣の酒田市へ向かいました。
羽越本線、田園風景の中をのんびりと電車は進みます、
朝から見るこの風景は目に優しいですね(^^)
9時半に酒田駅に到着、約30分ほどでした、意外に近い。
さて、今回酒田市へ来た目的はただひとつ(^_^;)
この酒田市出身の写真家「土門拳記念館」の見学です。
酒田市自体は他にもいろいろ面白そうな場所があるんですが
なんせこの日は半日しか居られませんので
記念館見学と駅に戻りながらのぶらぶらフォト散歩までです。


ワタシは神社仏閣、そして仏像が大好きなので
当然、土門さんの写真は拝見しております(^^)
小学館文庫から出ている「古寺を訪ねて」全4巻は
まさに神社仏閣&仏像撮りのバイブルだと思います、
真似してそれらしく撮って(足の部分だけ抜いたりとか・・)
自己満足してますね、土門視点とか言いながら・・(^_^;)
まぁ、殆どの場合、仏像は撮影禁止なので撮影できませんが
お堂の外観や塔、境内の雰囲気、仁王門と仁王像、石像などは撮れますから
その時に土門視点はどこかなぁ〜と考えることは有りますけどね(^_^;)
コレだと言う答えは出せませんが・・(´・ω・`)
でも土門さんの写真をなんとなく観てたことで
構図の引出しは増えているような気がします・・(^_^;)
ひと月前に仙台博物館で室生寺の写真を拝見したばかりですが
点数が少なかったので消化不良でした、
この日は他の写真も沢山観られそうなのでワクワクです(^^)

【Nikon Df + Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2】
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駅前のバス停から1回100円の「るんるんバス」に乗る予定でしたが
時間のタイミングが合わずに45分待ちです(~_~;) 
うーん、もう少し増やしいて欲しいと思うけど
駅前の雰囲気見たら・・仕方ないかなと(^_^;)
なんか人もあまり見かけないし・・酒田時間の流れに任せます。

乗車したら早かった!
小さいバスに揺られ、かなり距離走りましたが15分程で到着しました、
記念館の有る飯盛山公園は体育館やグラウンド、市の美術館などなどが集まっている
緑溢れる文教エリアです。近くに大学もありました。
広い駐車場に結構車が止まってます、やはりほとんどの方がマイカー利用なんですね。
バスを降りて案内板に従って記念館に到着、なかなか立派です(^^)
入館料を支払い館内へ入りました。

【Nikon Df + Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2】
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まず展示されてたのは
「こどもたち」昭和11年から32年の子供達が元気一杯モノクロ写真の中で
弾けてます!貧しさってなんなのだろうとしみじみ思いましたね、
子供達の屈託のない笑顔に心の貧しさを感じないからです、
子供達は町の通りや空き地に溢れてます、遊び場だらけ(^^)
老人が溢れている今より明るい未来を感じさせてくれます(~_~;)
カミさんはこの写真たちに痛く感動して文庫版の写真集購入してました。

【RICOH GR DEGITAL Ⅳ】
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続いて「古寺巡礼 第一集」
実際見たことの有る仏像、寺院のオンパレードです、知ってる写真が多いですけど
オリジナルサイズで見るとやはり見応えあっていいですね。
特に法隆寺・・・うーん、ワタシは全然見きれていなかったなと痛感しました、
土門さんの目はやはり凄いです、被写体に対する深い造詣があるからこそ
ちゃんと撮るべきものが見えてるんですね、今更ながらホントに参考になります!
近景から遠景まで、それぞれの寺院の持つ空気感、存在感が迫ってきます。
また撮られてた仏像の構図も素晴らしい、この部分を撮ったのか!みたいな(^_^;)
そして吸い込まれるような描写力です。
仙台博物館で観た三好和義さんの最新機材での仏像写真も素敵でしたが
ここで観た土門さんの写真が撮られたのは1940〜1974年、
その頃の機材・・全く負けてませんね、むしろいい(^_^;)
いや〜いろいろ考えさせられました。
他にも東大寺、薬師寺など見事に切り撮られてます。
あ〜法隆寺にもう一度行って確認したいことが出来ました・・
これは・・いつか行かなきゃいけないなぁ〜(^_^;)
自宅でじっくり「古寺を訪ねて」を読み返そうと思いました(^^)

さて、館内を進み、今度は第33回土門拳賞を受賞した作品展です
桑原史成氏の「不知火海」
展示されていたのは、あの水俣事件の膨大な記録写真の中でも
特に思わず目を背けたくなる患者さん達の姿を
撮られた作品です、真実を写す写真の力があります、
これらの写真は撮影者が俯瞰した立場だと怖いもの見たさな感じの
嫌な写真になると思うのですが
桑原さんは自分が傷つくことを恐れずにあの水俣の海に入り込んだ感じがします、
長年どういう思いでシャッターを切り続けたのか・・本当に心が痛みました。
けして風化させてはいけない時代の記録をじっくり拝見させて頂きました。
いや〜素晴らしい写真美術館!いい時間を過ごせました。

そして外へ
・・すげー暑いじゃないか…(~_~;)
暑い山形にいることをすっかり忘れてた(;´∀`)
バス停まで歩き、周りを見ますが
コンビニとかまったく見えません(^_^;) あ〜ガリガリ君食べたい。


【Nikon Df + Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2】
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【Nikon Df + Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2】
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20分程でやって来た「るんるんバス」にるんるんしながら乗って
駅方面へ戻りながらとりあえず観光名所である「山居倉庫」で降ります。
明治時代に建てられた12棟の立ち並ぶ景観やケヤキ並木を観て
観光物産館でランチを済ませ、細い裏通りを抜けて駅方面へ向かいました。
湊町として栄えた雰囲気が川沿いから感じられます。
その賑わいも今は昔ですね。

【以下すべて・Nikon Df + Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF.2】


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レンタサイクルもあったのでそれを利用すれば
もう少し効率よくいろいろ回れた気もしますが
まぁ、今回はしょうがないです、
時間がないのに詰め込みすぎると疲れますからねぇ~(^_^;)
しかし、ぶらぶら歩くと街の様子がよくわかりますね、
平日ですがシャッターの閉まったお店が多かったし駅前も閑散としてましたね、
そこの良い点は「人が写り込まない」こと位です(^_^;)

酒田駅14時発の新庄行き電車に乗ります、
まとわりつく暑さを車内の冷房が消してくれます、
そしてしずかに電車がホームを離れます、さよなら酒田。
50分程で新庄駅、まだ20分ほど時間が有りますが
もうホームに「つばさ」が停車してました。
この日から山形市ではあの「花笠まつり」が始まります、
山形で降りられる方、多かったです(^^)
福島で「やまびこ」と連結してからは早かった!

車窓を流る風景がどんどん変わっていきます、
あの美しい鳥海山の姿はなく、庄内平野の豊かな大地を吹き抜けた夏風の
どこか懐かしい匂いも消えていきます。

【RICOH GR DEGITAL Ⅳ】
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遠くの山並みは、高層ビル群へ、
のどかな川の流れは、高速道の車の流れへ変わり
いつもの日常へと戻ります。
旅の終わりに感じる「寂しさ」を癒やすのは
・・・・次の旅の計画?(^^)

2014年の夏旅が終わりました。

【Nikon Df + Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2】
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<終了>

by opaphoto | 2014-08-23 12:17 | 旅日記 | Comments(2)

Commented by ハタ坊 at 2014-08-23 20:39 x
いや〜イイ旅でしたね〜。
良い景色、良い酒肴、良い出会い。
羨ましい(^-^)
山形いい旅、行きたいです。
Commented by opaphoto at 2014-08-24 15:06
ハタ坊、毎度です。
しみじみした旅でした、とにかく五重塔には感動しましたね(^^)
また機会があれば行きたい町、それは鶴岡です。