アズベリーパークからの挨拶状・ブルース・スプリングスティーン

Born To Run」
邦題は「明日なき暴走」
このアルバムの帯に書かれていた言葉は「ロックンロールの未来・・・」
当時「ブルース・スプリングスティーン」というなんかカッコいい名前のミュージシャンが
アメリカで凄いことになってるとニューミュージックマガジンで読みました。
そしてそのレコジャケのカッコ良さ!痺れましたねぇ~
モノクロでテレキャスター抱えたブルース・スプリングスティーンと
サックスを吹くクラレンス・クレモンズが寄り添ってる(*´∀`*)
それだけで買う価値がありました(^^)

初めてのブルース・スプリングスティーン体験、
A面1曲目、ブルースハープから静かに始まり徐々に疾走感を増していく「涙のサンダーロード」から
B面最後のあまりにもドラマテックなメロディ、クラレンス・クレモンズの闇を引き裂くようなサックスが
印象的な9分以上に及ぶ名曲「ジャングルランド」まで
もう1曲ずつがそれぞれの映画を見ているように映像が浮かび上がりました、
それらの楽曲に溢れる疾走感、自由への渇望、希望、愛、夢、孤独・・・これらの普遍的なテーマが
描かれた訳詞を食い入る様に読み、何度も聴き返しましたね、青年期のワタシには
なんとも心に沁みる名盤でした。

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あの頃はブルース・スプリングスティーンの情報がとにかく少なくて
とりあえず既出のアルバムを2枚仕入れました。
1stアルバム 邦題は「アズベリーパークからの挨拶状」
とにかくその荒削りでエネルギッシュな演奏、
スプリングスティーンの叫ぶようなボーカル、
「光に目も眩み」「町で聖者になるのは大変だ」など聞くと
若い頃の訳の分からない感情が呼び起こされますね(^_^;)
当然2ndアルバム「青春の叫び」も入手して聴きまくりました・・・
歓喜の名曲「ロザリータ」や
ドラマテックな旋律で語るように歌う「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」
ワイルドでイノセントな世界観、これもまた名盤でした。


4枚目のアルバム「闇に吠える街」そして2枚組の「ザ・リバー」へと
毎回新アルバムの発売を首を長くして待ってましたね。
ただ当時の雑誌に書かれてたのはとにかくライブが凄い!ということ、
その凄さを垣間見たのが(聴いた?)
「ノーニュークス・コンサート」
このイベントに参加したブルース・スプリングスティーンの楽曲が
たしか3曲くらいでしたかねぇ、もう会場の興奮が凄まじかったのを覚えてます、
このアルバム、3枚組?だったかな、持ってましたけどね、どこいったのか・・・(^_^;)
このアルバムは他にもそうそうたるミュージシャン達が参加してまして
聴き応え十分なプレミアムなライブアルバムでした。

東京に出てからも全然出ないブルース・スプリングスティーンのライブアルバム、
とうとう待ちきれずに3枚組の海賊版を入手したんですよねぇ~
それがなぜかいまもまだ手元にありました(^_^;)


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渋谷のレコード屋で偶然見つけて、たしか値段が6000円位だったかなぁ~
当時の6000円・・さすがに悩みましたねー
音質は当然期待できませんからね・・・
レコードなんで傷とかも心配だったし・・
でも、買いました!
収められた楽曲を見てたらもう我慢できませんでした。
すぐに帰ってそのレコードに針を落とし夢中で聴きましたね(^^)
ステージ上で繰り広げられるクラレンス・クレモンズとの掛け合い、
ライブならではのアレンジでより一層ドラマテックに演奏される珠玉の名曲たち、
音質悪いけどライブの臨場感溢れる内容でした、
まぁ、後にも先にも海賊版を購入したのはこれが最初で最後でしたね。


その後アコーステックギター1本でのアルバム「ネブラスカ」
そしてもう言わずもがなこれで大メジャーへと駆け上がった「ボーン・イン・ザ・USA」発売、
調べたらそれが1984年でしたね。
実は最初、大げさに叫び連呼する「ボーン・イン・ザ・USA」って・・いかにも商業ベースな感じで
好きではなかったです(^_^;)
ただ後年、この楽曲の切実な詞と脳天気な曲調のいかんともしがたい乖離の意味を
知りましたが。
そしてこのアルバム「ボーン・イン・ザ・USA」の大成功のお陰で
やっとやっとブルース・スプリングスティーンの初来日公演が実現しましたぁ!!
その情報を知った時にはもう歓喜しましたね(^^)
1985年代々木第一体育館、もちろん行きましたぁー。


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ライブではもちろんこぶし上げて「ボーン・イン・ザ・USA」って叫びんでましたけど・・(^^)
それよりなにより生で聴けるブルース・スプリングスティーン&E・ストリートバンド、
幸せな夜でしたねぇ〜、名曲の数々にただただ感動してましたよ(*´∀`*)


ただそこをピークに少しづつ聴く機会が減っていきます、
私自身、その翌年86年に結婚しやがて子供が生まれて
生活が変わっていきましたからね。
なぜかその後のアルバムを購入することはありませんでした、
ブルース・スプリングスティーン自体が
自分のほろ苦い青春の思い出みたいになっちゃってるのかもしれません、
大人になっていく段階で共有出来た思いは逆に青臭く感じていったのかもしれませんね、

2005年に出版された村上春樹さんの「意味がなければスイングはない」
この中でブルース・スプリングスティーンのことを書かれてまして
興味深く読みました。

【凄く面白い本ですよ!】

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ニュージャージー州アズベリーパークというおそろしくしけた海岸町から
抜けだして走り続けたスプリングスティーンは頂点に立ちましたね、
そこは彼が目指した「約束の地」だったのだろうかと
ふと考える時があります、それとも彼の旅はまだ続いているのでしょうか?


【ライブ映像がありました!彼のアルバムで最初に針を落とし聴いた曲「Thunder Road」やっぱイイ!】


by opaphoto | 2015-03-12 22:52 | 音楽転々♬ | Comments(0)