2016 GW・緑風と祈りと光の見仏巡礼記【その3】

『第一日目 奈良・壺阪寺~聖林寺~長岳寺~法隆寺』


聖林寺を出て,桜井市の中心部でランチ休憩、
腹ごしらえが済んだところで向かった先は「長岳寺」
ここには重文の阿弥陀三尊がいらっしゃいまーす。
この阿弥陀如来が実はとある事で「日本初」なのですね、
会うのが楽しみです(^o^)

祟神天皇陵の脇の道を行き止まりまで進めば
そこが長岳寺の駐車場、ここは無料です。
花寺としても有名なお寺でなので駐車場がかなり混んでました。
ここでGWだったことを思い出しましたよ、
これまでの二寺が平日感に溢れてましたからね、
まずは駐車場脇の大門から入ります、田舎道のような参道を少し進みますと
両脇を2m以上のツツジ咲く道が奥へと続いてます、
色艶やかな小道をゆっくりと進みました。

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突き当りの白壁に沿って左方向へ進み、
道なりに行くと受付がありました、
ここで拝観料を支払います。
受付から先に見える鐘楼門が実にいい風景です。
受付を過ぎてすぐ左側に入り口がありまして、
中へ入ると延命殿と庫裏があります。いずれも重文建造物なんですね。
その延命殿に上がり、最奥へ進むと
「普賢菩薩坐像」がいらっしゃいましたぁー(*´∀`*)
とにかく、この造形が素晴らしいのでじっくり見仏します、
まず一番下、台座の上に小さい白象が円を描くように綺麗に並んでます(^o^)
感心して観てるとスマホ撮影音・・・ん!いいのか?
周辺を確認すると・・・なんと撮影禁止じゃない(^o^)
ならば是非一枚ということでサクッと頂きました(*´∀`*)
この手の像はまさに百聞は一見にしかずですからね。

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小さい象の上に今度は4頭の大白象、
そして、その4頭の上に乗るのが15㎝ほどの四天王4体(゜.゜)
それらの眷属が守るお方が上の蓮華座に座る普賢菩薩なのです!
なんと20臂の腕を持ってますよ、
これ欲しいなぁ・・・まさに仏欲じゃヽ(´ー`)ノ
このフィギュアでもいい!
海洋堂で作って貰って販売すればいいのになぁ~と思いましたよ。
しかしまぁ~知的なお顔です、それに若々しい、
どことなく大日的でもあります。
丸い光背はまるで満月のようでもあり、
満月を背に出現した普賢菩薩というイメージですかね、
ワタシにはそう見えます・・・いや~カッコいいなぁー(*´∀`*)


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良い仏に出会い満足して次へ進みます、
建物から一度出て、平安時代の重文の鐘楼門を過ぎ
右手の放生池を眺めながら左手の本堂へ到着です。
本堂から庭の景色を眺めていると
放生池の周りにぶらぶら系の方々が結構いますね、
対岸から鐘の音が引っ切り無しに聞こえるので、
おそらく順番待ちで撞いてるんでしょうねぇ(^_^;)
池周辺は後で周るとして、とりあえず靴を脱いで本堂内へと入ります、
本堂前に無料のボランティアガイドの案内板がありましたが、
堂内で2組ほどその説明を受けられてましたね。

早速、須弥壇に居並ぶ仏像と対峙します、
計8体、これだけいらっしゃれば賑やかですね、
観てるこちらもワクワクしてきます(^_^)
まず中央に阿弥陀三尊、阿弥陀如来の向かって右が観音菩薩、
左に勢至菩薩。
阿弥陀三尊の前には左から増長天、愛染明王、
大威徳明王、不動明王、で、多聞天。
この中で重文は、阿弥陀三尊と多聞天&増長天。

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まずはどうしても藤原時代の阿弥陀三尊へと目が行きますね、
脇侍の観世音と勢至の両菩薩は半跏型で蓮華座に座ってます、
うーん、とても優美です、(そうメモに書いてました(^_^;)
基本的に『藤原は優美、鎌倉は躍動!』とワタシは覚えてるんですが、
この三尊はそんな藤原から鎌倉へと移る頃の仏像で
後の慶派に影響を与えたということです。
そしてこの阿弥陀如来こそ『玉眼』を使用した最初の仏像なんですね。
まさにリアリティへの進化がここから始まったんですね、
再度じっくりと阿弥陀の目を覗き込みました (゜.゜)
こんな長閑なお寺のお堂にそんな仏像がいたとはねぇ~。
やっぱ奈良は深いなぁ~。

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【画像は長岳寺のHPから拝借した本堂の阿弥陀如来坐像】
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同じく藤原時代の増長と多聞、綺麗な色が残ってます、
本物は時代を超えて残って行くんですね。
そして、阿弥陀三尊の傍でこちらを睨みつけているのが
不動、愛染、大威徳の明王三体。
いつどこで見ても変わらぬカッコ良さです、
うーん、長岳寺の本堂仏像群、素晴らしい。


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見仏を終え、本堂を出て放生池の周りをのんびりと歩きました。
拝堂、大師堂、鎌倉時代の十三重塔から大きな石像の弘法大師、
近くの鐘堂はやはり数名の順番待ち、撞く瞬間をスマホとかで撮って
喜んでましたヽ(´ー`)ノ
一周して鐘楼門から一礼して出ます、で、受付の前を・・・
あれ?納経所無かったな!イイとこで気付きました、
本堂の中かなと思ってたけど無かったし・・・、
で、受付の方に聞いてみたら、
「こちらでお書きしますよ」とのことでした(^_^;)
案内が無かったのでわかりませんでした。

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御朱印を書いてもらってる間、なぜか、
ずっと猫が受付のカウンターに居てくれましたね(=^・^=)
長閑な寺だなぁ。
駐車場までツツジの小道を通り抜け、門で出て拝礼。

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さぁ、次は初日最後の訪問地へと向かいました、
久しぶりの法隆寺です、ワクワク(^o^)


<続く>

by opaphoto | 2016-05-13 23:09 | 京都&奈良&近畿 | Comments(0)