2016 GW・緑風と祈りと光の見仏巡礼記【その7】


『第二日目 奈良&京都・般若寺~円成寺~岩船寺~浄瑠璃寺~海住山寺~蟹満寺』

二日目の見仏はすごく順調に進みます、
まず、思ったよりも移動時間が掛からないこと、
そして寺院サイズが手頃なのでジックリ観て回っても
予定時間内で収まってるからですね。
いつも大きな寺院だと1日で3寺、予備1寺の4寺で組みますが
この二日目は4寺+予備1寺にさらに追加1寺回れたので
計6寺、普段なかなかこなせない数です。

予定を組む時に気になるのが閉館時間ですね、
ほとんど場合16時かなぁ、
30分前までは入れてくれますがもうバタバタでゆっくり見仏出来ません、
だからその日最後のお寺は遅くても15時には入りたいもんです。
まぁ、それでも春や秋の混雑期は夜間拝観なんぞをやってくれてますけど、
意外とライトアップされた桜、紅葉の庭を観るだけで本堂は立ち入り禁止とか
なってる場合がありました。
まぁ庭だけ見るのもいいもんですが、なんせ凄く混みますからねぇ(^_^;)
ワタシは夜間より朝のほうが好きですね、
拝観開始は9時が多いです、たまに9時半とかもありましたかね、
現地のその時間に行くのですから見仏は早起きが肝心ということです。
ちなみに清水寺は、なんと朝6時から拝観できるので
当然、人も少ないその時間が狙い目ですね、日中から夕方は
年がら年中、大混雑ですからね(笑)

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さて、二日目の後半、のんびりした奈良の道を走っていると
広い交差点に海住山寺(かいじゅうせんじ)の大きな道導があります、その示す方向へ
導かれるままに進むと長閑な田舎道の様相、
やがて細い道の住宅街に入ります、対向車が来ないことを祈りながら進むと
なんと通行不能・・・狭すぎて車は無理でした・・・一旦人様の土地を利用してUターン、
ナビ通りに進むとこれですよ・・・(ー_ー)
途中で地元の人に聞いて今度はOK、
少し広い道に出てウネウネと急勾配を登っていきました。

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道沿いに砂利敷の駐車エリアがあるので
そちらに停車、車を出て少し歩いて登ると海住山寺の境内に入りました。
境内は広々してて、いきなり修行大師像がお出迎えです(^^)
ちょうど正面には国宝の五重塔が見えてます、遠くから見ても
その色合い、堂々たる風格はまさに国宝級でしたね。
今旅は、宝塔、三重塔、五重塔と印象深い塔に出会う旅でもあります、
基本見仏中心ですが、もちろん「塔」も大好きなのです( ´∀`)
境内は小宇宙、仏像以外の楽しみも沢山散りばめられてます。

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とりあえず正面の本堂へ向かいます、
このお寺はハイキングコースが近くにあるので
ハイカーの方が境内に入り、写真撮影する場合は入場料が必要です、
本堂でお寺の方に支払いましょう!( ´∀`)
三脚もOKみたいです。
その入山料は100円、で、本堂拝観料は400円(入山料含む)となってます。
100円払ってでも国宝の五重塔はやはり撮影したいですよねぇ~(^^)
本堂に着き、ご住職に拝観料を支払い堂内へ入ります、
とりあえずいつものように御朱印帳を預けます。

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堂内、まずは開かれた厨子の中に佇む十一面観音菩薩立像に挨拶をしました、
十一面観音巡礼にその名を刻む海住山寺、奥の院にも美しい十一面がいらっしゃいますが
この日は開扉されていませんでした。
十一面はとても華やかなイメージが有りますが、海住山寺のご本尊は
ある意味、素朴です、板光背も地味だし・・・
周りを囲む四天王は彩色艶やかで見栄を切ったポーズですが、
躍動感という点においては・・静止した感じでした、十一面との対比が面白いです、
地味な十一面は、しかしグッと訴えるものがあるんですよね、素朴さ故なのか・・・
やはりこんな山奥で信仰され続けたその姿が圧倒的な存在感で迫ってきます、
左側には大日坐像、薬師如来、不動に小さな十一面もいらっしゃいました、
堂内でたっぷりと見仏してまた外へ出て五重塔を見上げます、
海住山寺とはスケール感ある寺号だなと思いましたが、
なんでも観音の浄土は南海の洋上にある補陀落山ということで
この地を洋上に浮かぶ補陀落山に例え、海住山となったそうです、
たしかにこの寺の山号は「補陀落山」でしたよ!
高台にあるために霧が出たら、この寺、五重塔などは
まさに雲海に浮かぶ観音浄土のように
見えたんでしょうね。
時計を見ると、お山を降りる時間となりました、
駐車場に戻り、本日最後のお寺へと向かいます。

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それほど時間かからずに着いたのは「蟹満寺(かにまんじ)」
その寺号の通り、あの「カニ」に縁のあるお寺です、
なんか童話的なイメージですよね。
無料駐車場に車を停めると1台だけ停まってました(笑)
ゆっくり見仏出来そうです(^^)
とてもコンパクトでしかもすごく新しく綺麗なお寺です、
いままでの歴史ある寺院と違い、山門から本堂の新築感。
・・・・ある意味、興醒めなのですが(^_^;)
でも、その「カニマン」という可愛らしい名称とは別に1300年白凰時代の名作と言われる
国宝・釈迦如来像がいらっしゃるわけで。
いやはや恐れいりました(*´∀`*)

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綺麗な本堂の脇にある建屋の受付で拝観料を支払い、
御朱印帳を預けます、ご住職の奥様らしき方が対応してくれました、
本堂入ると左にスイッチがあるので押してもらえば説明音声が流れるとのことでした、
久々にそのパターンです(^^)
丁度、拝観してた方々と入れ替わりに堂内へ入ります。
まずスイッチ押す前に、とりあえず目の前にいらっしゃるお方にご挨拶しないと、
国宝 釈迦如来座像、いや〜立派な金銅像で、しかも丈六です!
なんと重さは2.2トン。
しかも、国宝なのにすごく近くまで寄れるのです、
白凰時代にわずか30センチほど(笑)
黒々とした姿、威厳に満ちた表情、お顔にはいくつかの傷もありますが
それにしても、時代を超えて存在してる事に感動さえ覚えますよ、
金仏はある意味、燃えません、それがどれだけスゴイことか・・・。
とにかくこの目で見たかったと思う多くの寺院や仏像が焼失してるんですよねぇ~。
時代といえば時代なんですが・・・なんで燃やすかなぁ〜(^_^;)
しかもなんで雷落ちるかなぁ〜、今更悔やんでみてもしょうがないことですけど。
ホントに残念ですが今となっては想像するしかないということです。

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中央の本尊の左横に弘法大師像、ここは真言宗なのです。
阿弥陀に興教大師、右側に厨子入りの地蔵、
これは前傾姿勢で慈悲を感じさせます、
菩薩系の前傾姿勢って好きなんですよね。
そして聖観音と不動が並んでます。
じっくりと見仏した後は「カニマン」の説明音声のスイッチオンヽ(´ー`)ノ
その名の由来、蟹が自分を助けたくれた人に恩返しで大蛇と戦い死んだという逸話です。
ちなみに大蛇VS1匹のカニではなく、無数のカニですからね。
たしかにこのお寺、仏像以外に目を向けるとカニ、カニ、カニのカニ尽くし(^^)
色んな所にカニがいますカニ・・・・(ー_ー)
やはり生き物は助けないといけません、
寺の由来では最初にカニを虐めてたのがガキらです、しょうがねぇ〜なぁー!
ガキは餓鬼ですからね、邪鬼みたいなもんですよ(^^)
ワタシもガキの頃に虫とかカエルとか無益な殺生をしてます(殺生って意識ないからね)
当時売ってた昆虫採集キットに注射器がついてて、
なんか保存液みたいなのを注入するんですよね、
あれをいろんな虫に注入してましたよ・・・残酷だったなぁ~。
そうそう思い出した、残酷といえば小学生の頃のカエルや鮒の解剖実験もそうですよねぇ、
今は当然やってないんですよね。

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実はワタシ・・あまり好んでカニを食べません。
その姿形がダメなんですよ、なんでカニ?・・・(ー_ー)
それは蜘蛛が気絶するくらい嫌いだからです。
8本足が動くのを見ただけで・・・卒倒しそうです・・・( ;∀;)
だからカニの足をむしり取って食べるのはとても抵抗あります、
ただ・・身だけなら全然OKっす。
まぁそんな話はどーでもいいんですけどね。
とにかく、なんか面白いなぁ〜蟹満寺、
国宝物とのギャップも楽しいし。
やはりこのエリアの奥深さを感じずにはいられません。

本堂を出て御朱印帳を受け取り、
小さな境内でカニポーズ(ふざけすぎだろ!)で記念撮影(笑)

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ということで、二日目の見仏巡礼旅も無事終了しました。
この日は6つの寺を巡り、沢山の仏像に会えましたよ、
浄瑠璃寺以外は初訪問だったのですが
南山城エリアはまだまだ沢山のお寺があります、
素敵な仏像も沢山いらっしゃいますので、
これからも予定を組んで訪問しなきゃ〜と思います。

さぁ〜、やっと次回は見仏巡礼旅三日目となります、
思い入れ溢れる地へまたまた行ってきましたぁ。

<続く>

by opaphoto | 2016-05-31 23:00 | 京都&奈良&近畿 | Comments(2)

Commented by rollingwest at 2016-06-01 07:14
奈良京都はかなり丹念に廻ったつもりですがこのコースは全て未訪問のお寺ばかりです。大いに参考にさせていただきます。
ダービーはマカヒキとサトノダイヤモンドの最後の僅差決着は凄かったですね。これから2強時代、またはディーマジェスティも含めて3強時代ですかね!大いに楽しみ~
Commented by opaphoto at 2016-06-01 22:49
南山城はなかなか趣ある寺院が多いですよ、
それでいて観光客も少なく静謐な時間が過ごせます、
オススメです(^^)
今日のニュースでマカヒキは菊花賞には出ないそうです、
凱旋門か、天皇賞秋か?みたいですよ。