2016 GW・緑風と祈りと光の見仏巡礼記【その9】

『第三日目 京都&滋賀・比叡山延暦寺(横川地区)~園城寺(三井寺)~三室戸寺』

お山(比叡山)を降りて、琵琶湖の風を感じながら
47号線へ出て、湖西線の大津京駅方面へ向かいます。
大津京・・・飛鳥時代に天智天皇が近江へ遷都し、わずか5年たらずで廃都となったのですが
その遺跡の近くを走ります。ここもまた太古のロマンが息づく町なのですね。
そして広がる琵琶湖の存在感!いつか琵琶湖一周見仏旅やりたいのですが、
まだまだ未定ですけどね、1泊でのサイクリングも有りなんだよなぁ~。
そんなことを考えながら走ってると
車は大津市役所の前を抜けます、そしてお寺への案内板がありました。
次の寺院は滋賀の名刹、圓城寺(三井寺)です。
園城寺(おんじょうじ)が正式名称ですが、
一般的に三井寺(みいでら)の方が広く知られています。

案内に従って進むと有料の広い駐車場が有りますので、
そこへ駐車します、ちなみに料金は500円でした。
そこからすぐの所に売店兼食事処がありましたので
そちらでランチにします、定食セットでしたが
意外と美味しかったですね、・・・意外は余計か(^_^;)

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さぁ、腹ごなしに境内散策を始めます、
とにかく大きなお寺です、なんでも境内ではいろんな時代劇ドラマや映画が
撮影されてるようですよ、セットを組む必要がないんですね、
ということは、タイムスリップ感覚を楽しみながら歩けるわけです。
参道を進むとすぐ目に入るのが見事な仁王門(重文)です。
仁王門ファンは必見(^^)
二体の仁王像が玉眼光らせてワタシらを通していいものかと
思案顔です(^_^;)
特に天候急変とか無かったので許可を頂けたようですが。
仁王門の下で感謝の一礼してくぐり、すぐ左手にある受付で拝観料600円を支払います。
正面に横幅の広い石段が見えます、うーん、この風景だけで
確かに時代劇撮れそうです。

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その前に、仁王門超えた左側にある釈迦堂へ参拝します。
ぱっと見て、まずその屋根が素晴らしい!
唐破風付きの檜皮葺ということですが、これもまた見事ですね、
釈迦堂自体が重文ということで・・・いやはや、いきなり三井寺、スゴいなぁ~。
堂内に入ると懐かしい造形の釈迦如来立像、
清涼寺式でドレープが美しいです。
納経所兼売店が堂内にあります、三井寺はお堂ごとにいろいろ御朱印が頂けますが、
今回は二箇所で頂くようにしてるので、こちらはパスします。

釈迦堂を出て、石段を上がると広いエリアに出ます。
巨大なお堂は金堂、威容を誇る重厚な造りに妥協のかけらもございません(^_^;)
いや~立派です、ちなみに国宝ですよ、圧倒されました。

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堂内へ入ると外陣、中陣、後陣に分かれ、中陣は土間です、
秘仏と言われる本尊の弥勒仏は観ることが出来ませんが
外陣に居並ぶ数々の仏像が素敵でした、間近で観られたし(*´∀`*)
もう書ききれないくらいでした、印象に残っているのは
大黒天半跏像、善女竜王像・・・でも、それらの中で1番惹かれたのが
尊星王(そんじょうおう)立像、江戸時代の作なのですが
その造形が凄い、四臂、頭上に鹿頭、龍に乗っているという姿勢ですが
なんと右足が左足の後ろに回しクロスする形です・・・
こんなカワイイ感じのポーズ、初めて観ましたよ(^^)
その光背も不思議です、円形の中に八個の赤い円(日)と白い円(月)が
ありそれぞれに鹿、豹、白狐、虎、象が絡みつき、
日輪中には三本足の鳥、月輪中に兎と蛙が描かれてます・・・
星の王ということで北極星を神格化したもので妙見菩薩とも言われてます。
しばらくじっくりと見仏しました、満天の星空にこのお方が
出現したら、さぞかし楽しいだろうなと思いましたよ。
ぐるっと外陣を周り、御朱印を頂いてから、
売店をチェックします。すると先程の尊星王立像のファイルケースが有るじゃないですか!
思わず購入です、夜空に浮かぶイメージで写真を撮られてましたね、
裏を見て、驚きましたよ、撮影はなんとあの井浦新さんでした(^^)
いや~三井寺の金堂、ホントに楽しい時間が過ごせましたよ。

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金堂を出てぶらぶらと三重塔方面へ歩きます、
霊鐘堂や一切経蔵などを観つつ唐院と呼ばれているエリアへ、
三重塔、灌頂堂、大師堂が有るんですね、これらも当たり前のように
すべて重文です(^_^;)
たしかに歩いているだけで
その辺から武士が出て来ても何ら不思議じゃない感じがしますね(^_^;)
しかし、広いわ~。

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やっと別院の微妙寺に到着、ここで国宝黄不動の御朱印を頂きます、
以前、曼殊院門跡で同じく国宝の黄不動の御朱印を頂きました。
曼殊院のはこの三井寺の黄不動画像を模したものです、その模した物でも国宝ですからね(^_^;)
三井寺のは正式には金色不動明王画像(黄不動)と表記されてます。
原本はもちろん秘仏でございますがその原本を忠実に模刻した不動明王立像も秘仏になってますね。
仏像の方は重文みたいですが・・・・観てみたいですねぇ~。

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ちなみに微妙寺の本尊、十一面観音菩薩も膨よかで素敵でした。
と、ここで時間切れでした、あといくつかお堂が残ってますが
それはまた次回となります(また次回がまた増えたよ)たっぷり時間は取ってたんですが
思ったより広くて、また見仏にも時間がかかりました(いつものことだけど)
それはそれで大変満足出来ましたけどね(^^)
この日はまだ後がありますのでそちらへと移動する事にしました。

駐車場へ戻り、大津の町を離れます。
次に向かうのは「法界寺」です。
場所は宇治の方なので平等院に向かう感じで進みます。
途中懐かしい醍醐寺とか隨心院の近くを抜けて行きました。
目指す法界寺は更に奥まった場所にあります、
中心部の喧騒とは程遠い、なかなか閑静なエリア、
やっと法界寺の案内板が見つかりました、
ここで大誤算!(ー_ー)
8台分の無料駐車があるとのことででしたが、
GW中は春の京都非公開文化財特別公開中で
駐車場は使用禁止となってました・・・事前チェックミスです。
その界隈をしばらく回ってみましたが駐車場はありません・・・
完全な住宅街となってて道も細く、絶対路駐は無理。
こういう場合は「縁」は無いのだと諦めるしかありません。
とりあえず予備、時間があれば行く予定だった次の寺へと向かうことにしました。

法界寺は親鸞生誕地の寺、国宝の阿弥陀堂と木造阿弥陀如来座像は定朝様式、
近くにある平等院の影響でしょうかね。
そして今回、混雑を見越して駐車場を閉鎖した理由は・・・
50年振りに公開されてる秘仏・薬師如来立像(重文)なのです!
いや~甘かったな(^_^;)
でも、こちらの阿弥陀は是非観たいのできっとそのうちリベンジします、
薬師様は縁ですからね、公開のタイミングが合えば・・でしょうね。
そして次回は・・・・電車とバスと徒歩で(^^)

この日のコースの予備のお寺は「三室戸寺」です。
花寺で有名なんですが、この時期は五千坪の大庭園に
ツツジが咲きまくってるということです。
またこちらにも美しい三重塔があります。

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三室戸寺の駐車場はバスが何台も停まれるほど広い、
道路を挟んで左右にあるんですよね、
駐車場にトイレまで完備ですから(^_^;)
この半分位、法界寺にあれば・・・。
駐車場から参道をトボトボ歩いて境内を目指します、
受付で拝観料を支払い、更に進むと山門。
左手には咲き誇るツツジ達が目に優しく飛び込んできます、
紫陽花のもかなり植えられてますので
梅雨時期は更に賑やかでしょうね。

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艶やかなツツジを愛でながら伽藍へと石段を上ります、
上がるといきなり宇賀神が迎えてくれますよ(^^)
蛇神で頭は翁、体は蛇で、蓮の上に乗ってます、
財運&金運ということで・・・お願いしまーすm(_ _)m
すぐ左に納経所、まずは御朱印を頂きます。
その後に正面に観えている重厚な本堂が立派です、
重層入母屋造り、重層とは2階建ってことですね。
本堂内へ入ります、
まずこちらのご本尊千手観音菩薩像は秘仏なので非公開、
御前立に挨拶します。
本堂の隣は阿弥陀堂、ここは親鸞の父、日野有範の墓だと言われてます。
さて、霊宝殿に仏像がいらっしゃるわけですが・・・
毎月17日のみ公開ということです(ー_ー)
阿弥陀三尊、釈迦如来、毘沙門天を観たいなぁー、
17日のみか・・かなり難しい~、
しかし、こういうのも縁ですからね、
とりあえず覚えておいて、いつの日かお会いしたいもんです。
次に鐘楼があり、その奥に三重塔があります、
この塔も美しい、今回は良い塔に出会う旅です。

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石段を降りて、ツツジが広がる大庭園をのんびり歩きます、
ツツジってこんなにデカくなるのねぇ(^_^;)
ウチの庭のツツジ・・・全然だけど・・・。
さすがに草臥れたので園内の甘味処で甘味補給(*^。^*)
ツツジを愛でながらシアワセの時間です。

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閉館の時間が近づいてきたので
この辺で本日の見仏旅終了となりました。

翌日はいよいよGW旅の最終日です。

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by opaphoto | 2016-06-13 22:00 | 京都&奈良&近畿 | Comments(0)