平安の秘仏を東博へ観に行った

東京国立博物館、本館特別5室で現在開催されているのが
『平安の秘仏 ー櫟野寺の大観音とみほとけたちー』
9月13日から12月11日まで開催されています、
行ったのは10月23日の日曜日でした。

え~と、まずこの寺、なんて読むの?って感じでしょうか、
「櫟」は「くぬぎ」という字で「らく」と読み、
「らくやじ」です。
滋賀県甲賀市にある古刹、
甲賀市のかなり奥にあるそうで、
訪ねたいのなら公共交通機関じゃ無理ということで車か、タクシーになるということでした。
ワタシもまったく知らなかったお寺ですが、
それを教えてくれたのが、ワタシの見仏師匠である
みうらじゅん&いとうせいこうさんです。
このお二人、ラジオ番組演ってて、
ワタシはそれをポッドキャスト聞いてるんですが、
以前、今回の展示会のことを話してました、
かなり思い入れのあるお寺だということで今回のグッズ制作から、
展示会音声ガイドのスペシャルナビゲーターもお演りになったとか。
聴いてすぐに、行かなきゃと思ってました。

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東博行くときは毎回同じ、いつものように上野駅公園口から出て
上野公園を抜けて行きます、
この日はなんかイベント中で地方のいろんな食べ物とかを
テント販売してました、大道芸人もあちこちで実演中、
デカいオブジェもあちこちに設置されてましたね、
・・・で、なんのイベントだったのか、いまだにわからず(笑)
でも楽しそうなんで帰りに寄ることにして、とりあえず東博入口へ。
チケット購入の列が出来てたのですが、それは平成館で行われている「禅」でした。

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櫟野寺のチケットは並ばずに購入出来ました、
本館へ入り、正面右から入場します。
入口手前のスペースに音声ガイド貸出カウンターが有りまして、
早速借りましたよ(有料500円)
みうらじゅん&いとうせいこうの話を聞きながら見仏出来るって
そんな機会なかなかありませんからね。
ちなみにこれはという展示会ではワタシはよく音声ガイド借りてます、
でも、その時はなるほどと思っても後で思い返すと
結構忘れちゃってますけどね(^_^;)

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本館特別5室はそんなに広くありません、
櫟野寺の全ての仏像が来てるということで
その数は20体。
なんでも櫟野寺で宝物殿の改修工事を行うということで
東京で見仏出来ることになったそうです。
20体と言いましたが、実は東博に2体は以前から
保管されてたようで、櫟野寺から来られたのは18体、
東京で久しぶりのご対面となったわけですね。

宝物殿の完成は2018年の秋ということで、
あと2年あります。
それが完成したら東博保管の2体も揃って櫟野寺へ帰ることに
なるのかな?そう願いたいですね
元々の場所に置かれたほうが
その地の空気というか、とてもしっくりと来ます、
そういう土着感って仏像にはとてもあると思いますね。

室内に入るといきなり中央にいらっしゃいました!
今回の目玉である、「十一面観世音菩薩坐像」
なんと33年に一度しか御開帳されない秘仏、
日本最大の坐像仏観音と言われてます。
それをなんと今回は間近で全方向からジックリ観られるわけですね。
そうそう、櫟野寺宝物館の工事が終わる2018年がまさに33年目に当たるらしく、
つまり御開帳なわけです、でも、今回はその前に東京で観られちゃうわけなんです。
さすがに秘仏として厨子の中で大切に保管されていただけのことはあります、
色の劣化が少なく彩色がよく残ってます、
頭上の十一面もそれぞれ完璧な形でした、しかし、このサイズ感はいい、
正面に立つと思わずひれ伏したくなる感じがします、
下から見上げる目線が実は見仏の基本なのですね。
恐らく櫟野寺で観たら更に感動しそうな素晴らしい十一面観音です。

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次に反時計回りで進みます、まずは毘沙門天立像、
どっしりした毘沙門です、いろんな毘沙門を観てきましたが
こちらもまた微妙に独特な造形です、宝塔を持つ手が
随分と顔に近いし、相変わらずベルトのバックルもロックしてますね(笑)
毘沙門、カッコいいなぁ(*´∀`*)

その他にも、なんとも有り難いお顔立ちの地蔵菩薩坐像、吉祥天、
観音菩薩立像、薬師如来などなどを見仏し、
最後にまた十一面観音菩薩坐像を観て会場を出ます。

今度はお楽しみのミュージアムショップ、
みうらじゅん&いとうせいこうのグッズが沢山ありましたね、
その中でひとつだけ面白そうなので思わず購入したのが「光仏」
まさに光の仏なんですが、今回の十一面のお顔が壁に浮き上がる
ライトなのです、その日の夜にさっそく試してみたら
・・・いや〜これ楽しい!
例えば暗い夜道をこのライトを照らしながら歩くと
まさに観音様のお導きとなるわけですね(笑)
寝てから天井にこのライトを照らすと
まさに観音様出現!とても安らかに眠れます(笑)
しかし、光仏とは考えたね、さすがです。
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東博を出て、イベント中の上野公園をぶらぶら歩きますと、
乱立するテント村からソースの匂い、ついつい釣られて行くと
広島焼き、そして横を見ると・・・さがみビール、
観音様のお導きや(・∀・)
遅めのランチ決定です、広島焼きとビール、ゴクゴク、ハフハフ・・・うん、ウマい。ヽ(´ー`)ノ
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秋の楽しい一日でした。

by opaphoto | 2016-11-01 23:00 | 美術館・博物館・イベント | Comments(4)

Commented by tapara at 2016-11-03 12:24 x
opaphotoさん、こんにちは。

気持のよい秋の休日を過ごされたようですね。

おらはもう5、6年上野の美術館へ行っていないため、久々にこのまわりの景色を楽しむことができてうれしいです。上野駅を出て公園に入ってからは、だいたいいつも都立美術館と動物園を眺めながら回り道をして国立美術館へ出向いたりしたものです。

櫟野寺ですが、文面にあるように確かに遠そうですね。
義理の姉が滋賀県草津市に住んでいるのですが、この家へ京都市内の自宅から行くだけでもたいへんだなと思っているのに、その草津から40分ほど在来線に乗りそしてタクシーで10分くらいとはなかなかのものです。現地でみほとけを見るのが本当の方法なのですが、上野で会えるのならありがたいことでしょう。

ほとけさんのお姿は、写真で見せてもらって納得しました。
ところで、「光仏」はおもしろいグッズですね。これと似たようなもので思い出したのですが、自分の子供の頃のおもちゃにピストル形のスライド映写機がありました。
たぶん1サイクル20枚くらいのスライドが、ピストルのレバーを引くたびに進んでいき、一連の物語を終えるようなものです。スライドを変えれば、別のお話(たとえば、「まぼろし探偵」や「ハリマオ」のようなもの)を楽しめます。豆電球から小光量を照射するためほぼ夜しか使えませんが、ビデオがなかった昔はこれでも「すげえなあ」と感じたものでした。
Commented by rollingwest at 2016-11-03 15:34
芸術文化の秋ですね~!小生は明後日、上野の国立科学博物館に行き「クロマニヨン人が残したラスコー洞窟」の展示を見てくる予定です。
Commented by opaphoto at 2016-11-07 21:26
taparaさん、こんばんは。
上野公園もカフェなんぞが出来て
随分おしゃれな感じになりましたよ(^_^;)
是非、気になる展示会などあれば出かけてみて下さい。
滋賀県草津、関西の方面の方は草津といえば、滋賀の方ですね、滋賀は実に趣ある古刹が多いのでじっくり旅したいのですが
いつになることやら。
光仏、楽しいです、でも飽きますけどね、
こういうシャレは大好きなんでOKですけど。
ピストル型のスライド映写機ですか、
うーんワタシは記憶にありませんが
遠い記憶でおもちゃの映写機なら駄々こねて
買ってもらいましたね、なにを観たのかは
全く覚えてませんが。
Commented by opaphoto at 2016-11-07 21:28
RWさん、こんばんは。
また渋いのを観に行かれましたね(^^)