2017 GW 福島ドライブ観光(いわき市・白水阿弥陀堂)

磐越道を終点まで行き、そのまま常磐道へ入ります、

東京方面に向かい、すぐの「いわき湯本IC」で下りました。

そこから一般道で15分程でしょうか、

今旅の最終目的地「白水阿弥陀堂」の広い駐車場に到着しました。

さすがに拝観時間を過ぎてますので

ガラーンとしてます。

こうなると空き過ぎてて一瞬何処に停めようか悩みますね(笑)


さて、この阿弥陀堂は福島県唯一の国宝建造物です。

その存在を知りその写真を見て、

ぜひこの目で見たいと思い選んだのですが、

残念ながら内部拝観はまたの機会となりました。

それでも阿弥陀堂だけは遠くから見ることが出来ます。





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車を降りて、阿弥陀堂へ向かって歩きます、

さすがにこの時間だと観光客はいません、

ご近所の方がワンコ散歩をさせてましたので軽く会釈します。

阿弥陀堂がよく見える所まで行きます、ゲートは閉まってますが

太鼓橋の向こうに美しい佇まいのお堂が見えます、

うーん、これは、思わず見とれてしまいましたよ。(^^)


阿弥陀堂の背景がまた素晴らしい、人工物が無いので

恐らく昔と変わらないのでしょう、

この景観も含めても国宝指定なのですね。

幾重にも重なる緑の濃淡、季節ごとにその色を変えて

美しい阿弥陀堂の背景を彩るのでしょう、

四季折々、この阿弥陀堂は訪れる人を楽しませてくれそうです。

いや~素晴らしい、やはり来て良かった。





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池の周りが遊歩道になっていて周回できます、

夕暮れていく空色を楽しみながらのんびり歩いてみました。

池の中心にある静寂の阿弥陀堂を新緑の梢越しに眺めますと、

なんとも仄かな温かさが心に沁みてきます。


平安時代末期に建立された阿弥陀堂は願成寺の所有とあります、

恐らく昔はこの一帯すべて願成寺の境内だったのでしょう、

願成寺の本堂はどこかと探せば、

民家の屋根越しにそれらしいお堂の一部が見えてました、

阿弥陀堂に比べれば意外に地味?(笑)


今回は拝観出来ませんでしたが、資料を見れば

堂内には阿弥陀三尊と持国天、それに多聞天が祀られているそうです、

いずれも重文とのことなので、これは見応え充分ですね。

まぁ、常磐道で日帰りエリアでもあるので、そのうちぜひ再訪したいと思いました。




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あの東日本大震災にこの阿弥陀堂も襲われました。

お堂の修理と堂内の仏像修理が行われていますが

そこまで大きなダメージは受けてないようです。

阿弥陀如来は魂を浄土へ導く仏様です、

阿弥陀三尊の放つ光にすべての魂は救済されます。

すべてが救われて欲しいとの思いで

最後に阿弥陀堂へ向け合掌しました、どうぞ心安らかにと。


刻々と夜気が舞い降りてきます、車に戻りエンジンを掛けました、

1泊2日の福島旅が終わりました。





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帰宅後、今回もまた撮影した写真をチェックします、

その作業中にいつもワタシが思い出す文章があります、

村上春樹さんが「使いみちのない風景」の中で書かれてまして

とても好きな文章です。

少しだけ抜粋(^_^;)


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現像されて戻ってきた写真を見て、僕らはこう思う、

「いや、ここには何かもっと別のものがあったはずなんだ。これだけじゃないだ」

でも僕らがその時目にして、そのときに心を掻き立てられたものは、もう戻ってこない。

写真はそこにあったそのままのものを写し取っているはずなのに、

そこからは何か大事なものが決定的に失われている。

でも、それもまた悪くはない。

僕は思うのだけれど、人生においてもっとも素晴らしいものは、

過ぎ去って、もう二度と戻ってくることのないものなのだから。

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決定的に失われている大事なものにこそ旅をする意味があるのかもしれません。

「旅」って何でしょう?

そんなことをぼんやり考えてみるのも、

旅の楽しみのひとつなのかもしれませんね。


<終わり>







by opaphoto | 2017-06-09 23:00 | 旅日記 | Comments(0)