夏旅のタイ・見仏巡礼記 5【チェンマイ】
チェンマイ3日目の朝が来ました。
カーテンを開くと良い天気です(^^)
早速朝食を済ませ、チェンマイ最終日の見仏巡礼へ出かけました。
ちなみに朝食はホテルでのお馴染みバイキングです、
タイ風もあれば日本風も有りましてなかなか充実してました。
普段の朝食と言えばトースト1枚&コーヒーなので、
旅に出るといつも食べ過ぎることになります(^_^;)
ホテルから通りへ出て左、西の方向へ歩きます、
少しだけど、この町というかこの国のリズムみたいなものと、
自分の身体が馴染んできてるような感覚があります、
わずか数泊の旅でも感じますね。
たまに、自分に「魂の故郷」ってあるのかなと思うことがあります、
もしあるとすれば、そこへ行ってみたいもんです、
知らない国に降り立った時にいきなり言霊でも感じるのでしょうかね(^_^;)
なぜか惹かれる場所って誰にでもあると思いますが、
それを探せた人は幸せなのかも知れません、でもまだ見つからない人は
これからも探す旅が楽しめるのだからそれはそれでイイのかな、
意外と国内かも知れないしなぁ、とんでもない遠い所かも知れないね、
アルゼンチンの下の方とか、アイスランドとか南アフリカとか(笑)
チェンマイの青い空の下でそんなことをぼんやり考えながら
トゥクトゥクを探します(^^)
しばらく歩いたら、丁度オイルを補充してるトゥクトゥクのおっさん発見、
早速挨拶して行き先を告げ値段交渉、だいたい観光客には同じ金額を言ってきますね、
業者皆んなで決めてんじゃないかなぁ、今回も150バーツだった、
値切ったり、他を探すのも面倒臭いので、もう全然それでOKなのです(笑)
そしてトゥクトゥクの後ろでエンジン音を聞きながら
風を受けて走ると、とても気持ちがイイのです、
しかし、どこか懐かしいこの感じっていったい何だろう。
タイではシートベルト着用してないと罰金が高いって聞きました、
空港に迎えに来た方に、乗車してすぐ「シートベルトお願いします」と
言われました、でも、トゥクトゥクやソンテウにはシートベルト自体が無いんですよね(笑)
それは「無い」ってことでOKなのかな?よくわかりませんが。
目的地に着きました。門の前で降りるつもりでしたが、
トゥクトゥクは門を抜け中へ入り、
なんと本堂前に横付けしてくれました、
他の観光客におかまいなし(笑)
まぁ、そこんトコは「マイ ペン ライ」なのです。
この日、最初の寺院は「ワット・プラシン」
旧市街地内の西の端にあるとても有名な寺院です。
1345年バーユー王にて建立、チェンマイで一番格式の高い寺院とされてます、
一時期ビルマの支配下で寂れましたが高僧スィーウィチャい僧により復興、
本堂内の壁画が有名だとあります。
1345年ということはあのワット・ドイ・ステープより古いんですね、
ということで、いきなり本堂へ入ります、ちなみに無料です。
堂内に入ってすぐ目に飛び込んでくる奥に鎮座する仏陀坐像、
大きいです!
その大仏の前に沢山の仏像が置かれてます、
全ての仏像が神々しく光り輝いてます、だんだんこの金ピカにも目が慣れてきました、
日本の仏像ばかり見てきたので、最初はなんか派手に塗られて俗っぽい感じで、
これってどうなのかなぁ~と思ってたんですよね、
でも、日本の仏像も元々はこんな感じだったのだと気付いてからは、
この金ピカこそ仏像のあるべき姿なのだと思えるようになりました(笑)
やはり眩しい存在であるべきなのです、人間はその前ではただ平伏すのみですね(笑)
背後に光る光背がまた豪華です、放射状に伸びるブルーのデザインがカッコいい、
その頭上を見れば、なんと円状にまたもや十二支が描かれております。
仏陀は左肩から袈裟を纏い、大きな両目は宙を彷徨ってるようです、
救いを求める衆中の声を聞きながら。
暫くの間、居心地のいいその場所で過ごしました。
次にお堂の左右、壁に沿って置かれている仏像を見ます、
金箔が少し剥がれ色褪せた感がある仏像もちらほら・・・
うーん、これはこれでやはり風格というか威厳があるなと思いつつ、
今度は右側へ、そこには高僧の蝋人形が並んでます、
めちゃくちゃリアルで気味が悪いくらいです(^_^;)
そして小坊主人形も3体ほど並んでました、
それは何というか、ゆるキャラ的なモノでしたね(笑)
仏堂を出て、その周辺に造られた小さめのお堂を回ります、
いずれも中へ入り、仏像や堂内に散りばめられた彫刻などを眺めます、
また現れた蝋人形高僧とか、エメラルド仏とか、涅槃仏まで居ます、
仏像好きには堪らない寺院です。
そしていよいよ本堂の裏側にそびえる金色の仏塔の前に!
その全景を目にした時、ワタシは思わずため息が出ちゃいましたね、
三つ並んだ金色仏塔は中央が一番大きく、中に祀られる仏像も飛び出している象も
全てが金色に輝いてます、この世界観は浄土なのかな。
さすがワット・プラシン、仏力に溢れ見どころの多い素晴らしい寺院でした。
by opaphoto | 2017-09-25 23:00 | 異国への旅 | Comments(0)