運慶(興福寺中金堂再建記念特別展)へ行ってきた。

待ちに待った運慶展が開催中です。

期間は9/26~11/26、場所は東京国立博物館。


やっと昨日の土曜日に雨の中を出かけてきました。

会期中に展示品の入替えがあり、確認したら一番多く揃うのが

10月21日~29日の期間だったのでそれに合わせました。

多く揃うと言っても1~2軀程度の話なのですが、

運慶ファンはこの期間がオススメです(^^)


ホームに降り上野駅公園口出口へ向かうと

構内に東博のチケット販売所がありまして、人が結構並んでました、

これを見て、前売りチケット買ってて良かったなと思いました、

ただ雨の日の博物館、運慶ファンも多いし、こりゃ混んでるかもと

覚悟しましたね。心なしか東博方面に向かう人多そうだったし。

でも、東博入口に貼られていた紙には、なんと「只今の待ち時間 0 」(^^)!

とりあえず、良かった。





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館内に入りますと混雑というほどでは無く、

ゆっくり観られました。

とにかく仏像たちとの再会が何より嬉しいもんです、

いきなり出迎えてくれたのが奈良 円成寺の大日如来坐像、

もう何度観たのだろうか・・・惚れ惚れするような凛々しさ、

当たり前だけど何も変わってない、不変の存在感、

広大な宇宙を彷徨っているような半眼の眼差し、

この仏像を最初に観せちゃう展示の上手さ!

これで掴みはOKですね(^^)

一気に運慶の世界へ引きずり込まれました。


意外だったのは長岳寺の阿弥陀三尊、

運慶作ではないけど

慶派に影響を与えたってことでの展示なのでしょう、

玉眼を用いた日本最古の仏像ですからね、

そしてその玉眼を芸術へと昇華させたのが運慶率いる慶派なのです。

しかし、ここで再会できるとは思わなかったなぁ~、

かつてGWに訪れた奈良の長岳寺、

両脇に咲く大きなツツジの参道を歩いた新緑の巡礼旅、

懐かしい。







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さて、この運慶展なのですが、父、康慶の仏像も来ていました、

興福寺から四天王と法相六祖像、

これらを観て思ったのは、やはり写実性はまさに父の影響なのですね、

運慶は更にそれを父以上に極めたと言っても過言じゃないでしょう、

あとユニークな表情や魅力溢れる造形もまた脈々と受け継がれていったのですね。


康慶から運慶、そしてその子、湛慶、康弁と展示が続きます。

とにかく素晴らしいとしか言いようがない、

そして目の前に興福寺北円堂内部が再現されています、

北円堂で本尊弥勒如来坐像の両脇に一歩下がって佇んでいた

無著菩薩と世親菩薩が今回は主役として来ています、

いや~圧倒的な存在感!これで運慶作の弥勒が来てくれれば

完璧でしたが、それはまたの楽しみですね。

しかし、玉眼のあの潤んだ瞳は何度見ても悶絶もんですね、

昔の人はこの眼差しを蝋燭のゆらぎで見たんです、

本来あるべき姿で仏像が浮かび上がるのは

まさにこの「蝋燭」での照明効果だったのでしょう、

ただ昔なので失火での焼失を考えると痛し痒しですけど。

館内もかなり光量を落とした展示になってます、

その点がとても良かったな、

玉眼が仄かな灯りで揺らぐ仏像に跪けば

その慈悲は計り知れないものだったと考えられます、

ただ運慶は全てを玉眼にはしていません、

なんと弥勒如来坐像は彫眼なのです、

如來という存在をあえてその形で表現したんでしょうね。





【ワタシも運慶学園卒業出来ました(^^)】
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展示は続きます。

鎌倉の浄楽寺と満願寺は春に巡礼しました、あの時お会いした仏像との再会です、

京都の六波羅蜜寺から地蔵菩薩坐像、高野山からはあの八大童子の6軀が来てました。

京都の高山寺からは可愛い仔犬像と神鹿像、恐らく慶派の作だろうと言うことでしょうね、

あの仔犬に会えるとは、これも嬉しい展示でした。

更に京都の海住山寺、清水寺、東福寺など

かつて巡礼したお寺が勢揃いでした。


いや~運慶展、とても楽しかったです!

お堂では観ることの出来ない部分が展示会では360度観られるので

特に後ろからの造形をじっくりと拝見出来ました、

1ミリも手抜きなしです(当たり前だけど(^_^)

展示会で見るとまた本来あるべき姿で観たくなる、

見仏巡礼に終わりはありません。


そうそう、今回は興福寺中金堂再建記念特別展との事でした。

ワタシら家族も屋根瓦を1枚寄進したんだった!(*´∀`*)

再建される中金堂の屋根瓦の1枚に我が家の名前が墨で書かれてます、

なんか嬉しいなぁ~(*´∀`*)

その完成がいよいよ2018年10月、あと1年です、

そうなると恐らく興福寺は全てのお堂を特別開扉してくれると思うので、

もちろん行く予定にしております。

凄く楽しみです、鹿にも会いたいし(笑)


さて、最後はお楽しみのミュージアムショップ。

フィギュア引換券で龍燈鬼フィギュアを受け取りました、

カミさんは「もちもち邪鬼ポーチ」の展示会オリジナルカラーを

受け取りました。

ワタシも欲しかったので店員さんに聞いたら、なんと完売でもう入荷はしないそうです。

フェリシモのHPで通販してるそうなのでそちらの利用を進められました(^_^;)

うーん、今回「龍燈鬼フィギュア」は結構商品残ってました、

やはり阿修羅像とは格が違うのかな、邪鬼だし(笑)

「もちもち邪鬼ポーチ」は女性に大人気だったそうです。

賽銭入れで欲しかったので通販しようかな(^_^;)

あともう一つ、思わず購入したものがあります、

これは買わずにいられなかった、

更に上野駅構内の小さなショップでも・・・

これらは後日、別のカテゴリで紹介しまーす(^_^;)








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運慶は晩年、小さい仏像を造ってます、

小さいと言ってもそこは運慶、手抜きなし、溜息出るような

見事なものでした。日本人好みな仏像の顔立ち、写実性、造形美、

この仏師という枠からはみ出した天才が創り上げた

仏像達は何を伝えているのでしょうか、

そこに何を感じとれるか?観る方の心が試されているような気もします。

50年後も100年後も、これらの仏像は観る人それぞれの心に

何か大事なことを伝え続けていくような、そんな思いがします。








【興福寺の龍燈鬼は運慶の息子康弁の作、なんと邪鬼を主役にしたとてもユニークな造形なのです】
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【良く出来てます、見てるだけで楽しくなってきます(^^)】

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by opaphoto | 2017-10-22 23:00 | 美術館・博物館・イベント | Comments(2)

Commented by rollingwest at 2017-10-23 21:29
小生も先日見てきました!前売り買って雨の日に行ってガラガラで思いっ切り堪能しました。最初から最後まで徹底した仏像尽くし!「史上最高の運慶展」と銘打たれているだけあって素晴らしかった~。写実的で人間らしい表情の仏像を最高レベルの彫像技術、目玉となる超有名な仏像は360度全周囲からの鑑賞は見ごたえありました!
Commented by opaphoto at 2017-10-24 21:28
RWさん、こんばんは。
運慶行かれたんですね!
良い展示方法だったので
1体1体全方向からじっくり
見仏出来ましたよね。
今度は快慶展やってほしいなぁ(笑)