2017 秋旅・古事記を巡るぶらぶら旅・その5【伊勢 禊ぎの酒場 一晩目・居酒屋「虎丸」】

今回の旅で利用した宿、

実はウィークリーマンションなのです、

伊勢駅から5分位の場所でした、

2連泊からの申し込みでしたが、

こちらもその予定だったので問題なく、

宿泊費も安く済んでとても得した気分でした。


旅の夜は地元の居酒屋へ行くのが何よりの楽しみなので

食事付きの宿泊にはまず興味が無いのです、

僻地の温泉街は別ですが基本はビジネスホテル派です、

ただシャワー浴びて寝られればいいので(^_^;)


ただ今回は受付が管理する不動産会社の事務所だったので(笑)

なんか入居申し込みをしているみたいでした。

ここは短期出張での利用者が多いのでしょう、自炊も可能で

最低限生活出来るようになっています。


荷物を置いて少しゆっくりしてから

伊勢の一晩目の居酒屋へと向かいました。






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今回選んだ居酒屋は「虎丸」です。

予約はひと月位前にしましたね、そんなに早くと思われるかも知れませんが、

なんせ尾道の居酒屋「たまがんぞう」での失敗を今でも悔やんでいるので、

人気の居酒屋は早め早めが鉄則なのです(^_^;)

あの時は・・・まぁ、尾道辺りだったら普通にその日行っても余裕で入れるだろうけど

ちょっと予約でもしておけば安心かな、って気持ちで

1週間前くらいに電話したんですよねぇ、

そしたらその日は満員だと言われましてね、いや~焦りました、

旅に出る前から楽しみがひとつ消えたわけです、

まぁ、他の地元密着的な居酒屋さんに行けたからそれはそれで良かったのですが。






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実は「虎丸」も予約の時に電話口から伝わる様子だと

結構予約が入ってそうな感じでした、

で、19時からの予約が取れたのですが、

この店は17時開店なので19時台だと品切れになるメニューがいくつか出るみたいですね、

つまり開店と同時に満員になると言うことですね(^_^;)

あと電話で言われたのは、その日に良い魚が入らなければ店を開けないのでその場合は連絡しますとの事、

さらに後で知った情報では「魚料理を注文しないお客様はお断りします」と店内に書かれているらしい・・・、

なんかあまりそういう事にうるさいようなお店はちょっと苦手なので、

うーん、どうなんだろと思ったんですが(苦笑)

実際はどうか?行ってみないとわかりませんからね。

そうそう店からの「今日は開店しません」という残念な連絡は入らなかったので

いい魚が入荷したみたいですね(^^)


夜の伊勢駅周辺は実に静かです、

やはりここで宿泊する方は少ないみたいですね、

特に団体旅行客はさらに南下して志摩エリアへと流れるようです、

伊勢は神宮だけ参拝して通り過ぎる場所なんですかね、なんか寂しい気もするけど、

でも、それならそれで伊勢宿泊組には大歓迎ですよ、

安く泊まれるし、いい居酒屋もあるし、それに何より夜がとても静かだし。








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居酒屋「虎丸」へ向かう道も人通りが少なく不安になるくらいでした、

10分ほどで大通りから細い道へ入ります、

完全な住宅街、街灯の仄かな明かりに旅情を感じつつ路地を歩きます。


しばらく歩くとやっとそれらしい建屋が見えてきました、

古い蔵造りの外観、明かりに浮かぶ「虎丸」の文字、

伊勢の名居酒屋に到着です。

しみじみとその外観を眺めます、いや~良いなこの雰囲気、

入り口は右側の小道を進んだところにあります。

小道の先には五十鈴川が流れています、川の傍にあるお店なのですね。






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店に入りますと元気な声で迎えられます、

予約の旨を伝えるとご主人が「○○さん、お待ちしてましたぁ~」と、

なんかいきなり名前を呼ばれ、ちと照れくさいけど、

まぁ、嬉しくもあり(^_^;)

とりあえず指定されたカウンター席へ座ります。

第一印象として、先だって気になってた押しつけがましい雰囲気は一切ありませんでした(^_^;)

普通にゆったりと酒と肴を楽しめる空間がありました、

店内は天井が高く白壁で、まさに蔵の中、

客席はカウンターと左奥のテーブル席、そんなに広くは感じませんね、

もちろん満席でした。

お店は17時からの開店、ワタシらが19時予約だったので

大体2時間位で回転してるようですね。

あっ、もちろん時間制限はありませんが。


さぁ、禊ぎの夜の始まりです(*^_^*)

まずはご主人がおしぼりと小皿を置いてくれて、

今日のお薦めを教えてくれます、

そのダミ声を聞いて、あっ、電話で応対した人だとわかりましたよ(笑)

実際会うととても愛想があり感じの良い方でした。

人気の料理は無くなるのが早いということで

いつくか残り少ないモノを教えてくれました。

とりあえず生ビールを注文し、

まずは刺身ですよね、盛り合わせをチェックします、魚の品種によって5種8種10種があったのかな、確か、

聞くとこの日の魚の種類を教えてくれます、お薦めは8種ということだったので、

その「盛り合わせ8種」を注文します、ちなみに値段は書いてないけど

心配しなくてもそんなにお高くはありません(^_^)

あと大人気で残りわずかな「自家製ポテトサラダ」と

「自家製ざる豆腐」を注文します。

しかし、ここで魚料理を注文しない方がいるんでしょうかね?

別にそんなこと書かなくてもみんな注文すると思うけどなぁ(笑)





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出てきた8種盛り、まず器が良いので目で楽しめます、

刺身はさすがに伊勢湾の恵み、新鮮さが弾けてます、

美味しい!

良く刺身は寝かせた方が旨味が増すとか言う方もいらっしゃいますが、

ワタシに言わせればどっちも美味いですね(笑)

どちらも楽しみましょう。

新鮮さは歯触りで感じられますね、ホントに美味しかったなぁと

今でも思い出しますよ、量もワタシらにはちょうど良かったし。

目の前では板さんたちが忙しそうにテキパキと動き回り、

料理を拵えます、ほどよく賑やかな店内、出来た料理が次々に運ばれていきます。

「自家製ポテトサラダ」・・・これは初めての食感でしたね、

なんと言えば良いのか、柔らかな餅を食べているとでも言いましょうか、

見た目もポテトサラダと言うよりも一見ざる豆腐に見えます(笑)

でも、酒のアテには合いますね、

こういう出会いもまた楽しいもんです。






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器一つにも拘りが見え、飲みながらいろいろと楽しめます。

そして壁に張られたその日のメニュー、

品切れした料理に次々と×印が書かれていきます。


ビールを飲み干したら、やはり日本酒が飲みたくなります、

旅飲みでは当然そこの地酒を飲みたいので、

三重の酒を探すと・・・おおっ「田光」がありました!

早速注文。


運ばれてきた酒の入った容器、あ~なるほど、こういう感じで来たかってなもんです、

おちょこは沢山入ってる籠から好きなのを選ぶやり方です、

その中から飲み口が丸いのでは無く、角の付いたヤツを選びます、

猿田彦神社の八角形にあやかって(六角形のおちょこでしたけどね・・・(笑)

一口目はまずアマテラスへと軽く杯を上げてから頂きました、

う~ん、スッキリとした甘さと香りが広がり、すぐにキレていきます、

これはまた飲みやすい良いお酒でした。






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ちびちびやりながらこの日の復習です、

二見興玉神社、夫婦岩、その沖に沈む猿田彦の輿玉から始まった

神宮巡礼の旅、外宮、月夜見、猿田彦、

さらに月読からの内宮。

あ〜だこ〜だと語りながら杯を重ねます。


たこ唐揚げ(甘辛だれ)となす田楽を注文し、

次のお酒は「風の宮」これも美味しかった!

スッキリした口当たり、飲み飽きないタイプですね、神宮らしい銘柄名も良いなぁ~、

こうして禊ぎの時間はゆっくりまったりと過ぎていきました。

伊勢の夜、この国の最高神の傍らで飲む酒はまた格別でしたね(*^_^*)

最後に注文したのは牡蠣のバター焼き、これも身がプリプリでとても美味しかった。





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もっと食べたいメニューとかありましたが、残念ながら満腹なのです、

日本酒も2合まで。これにてお開きとなりました。

会計を済ませる時に、笑顔で気持ちの良い挨拶を頂きました、

実際来てみるとやはり良い居酒屋だなと思いました。


外へ出ると夜気が酔った体を包みます、

見上げると月が美しく、その光が町を照らしていました、

月読尊が治める夜と五十鈴川の清らかな流れ、

猿田彦は居酒屋までも導いてくれたのかなぁと酔った頭で

ぼんやり考えながら、優しい月明かりの中をとぼとぼと宿へ帰りました。


居酒屋「虎丸」

予約しても行く価値あり、良い居酒屋にまた巡りあえました。





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by opaphoto | 2017-12-12 23:00 | 旅日記 | Comments(2)

Commented by rollingwest at 2017-12-16 22:15
小生も来年GWは元伊勢・熊野を訪問する計画です。伊勢神宮内宮は2回行きましたがやはりもう一度行ってみるしかないかなあ・・。外宮や伊雑宮はまだ未体験なので楽しみです。今年もあと半月、北風も厳しく寒いのでお体くれぐれもご自愛ください。北朝鮮ニュースなど今年の漢字「北」の騒がしい1年でしたね。一般記事は今年これで最終回(2017年末狂歌レビュー)にて最終回となりますが、12月23日の洋楽記事(エルトンジョン初期)でLAST公開となりますのでまたのお越しを楽しみにしております。そこで今年の最後のご挨拶とさせて頂きます。
Commented by opaphoto at 2017-12-17 21:16
RWさん、こんばんは。
来年のGWは伊勢ですか、楽しみですね!
早々に年末のご挨拶、ありがとうございます、
もうそんな時期なんですよね(^_^;)
今年も1年、いろいろとコメント頂き
感謝しております、また引き続き来年も宜しくお願いします。
どうぞ良いお年を。