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2015・夏旅の岩手【1】ー盛岡・小岩井農場ー

昨年の山形に続き、今年の夏も東北の地、岩手県へ向かいました、
観光では初めて訪れます。
まず、岩手ですぐに思い付くのが宮沢賢治でしょうかね、
あの時代にあの空想力、その溢れる才能は言うに及ばず・・。
そう考えると、
岩手の空は銀河鉄道の空、岩手という場所はまさにイーハトーヴ。
ドリームランドなのですね。
今旅のテーマは「ドリームランド」で決まりっす(^^)
そんな訳で誰でも一度は読んだことのある宮沢賢治の童話、
その世界観に少しでも触れる旅が出来ればいいなと思いました。
そう言えばワタシ、小学生の時に読書画コンクールに
「よだかの星」を描いたことを思い出しましたよ(^_^;)

さて、宮沢賢治の童話集を発刊した「光原社」は盛岡市にあります。
旅の始まりはまず盛岡から。

東京駅、東北新幹線ホームから「はやぶさ5号」に乗り込ます、
旅立つ朝の駅のホームってなんかイイですよねぇ~(^^)
なんだかんだ言っても電車の旅が一番好きです。
乗り込んだ「はやぶさ」は運行速度が国内最速の320Kmです!
いや~乗りたかったんですよねぇ~これ(*´∀`*)
出発したら停車駅はわずか4駅、その3駅目が盛岡です、わずか2時間10分(^^)
いくつになっても夢の超特急に乗ると子供のようにワクワクしちゃいます。

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盛岡駅東口を出て周りを見渡します、
遠い遠い昔訪れた時とは当たり前ですが激変してますね(^_^;)
仙台駅へ降り立った時も驚いたけど今回も同感です。
盛岡市の地図を見ればわかりますが
市内を3本の清流が流れてます、中心を流れるのが北上川、
市内でその北上川に合流するのが「中津川と雫石川」
北上川は大きな流れとなり太平洋へと向かいます。
いずれの川の名前も知ってます、意外と岩手のこと知ってます(^_^;)
中でも「雫石」という言葉の響きが好きですね、そんな雫石市はいかにも賢治的で
まさに理想郷の原点といえる場所ですね、今回はその中でも特に有名な場所へ向かいました
美しい岩手山が見える広大な「小岩井農場」です。

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盛岡駅前から小岩井農場 まきば園行きのバスに揺られ約30分、
小岩井農場まきば園入場口に降り立ちます、
すぐ思ったイメージはマザー牧場でしたね(^_^;)
入場料600円を支払い園内へ
夏休みなので子供連れが多く賑やかです、
さて、岩手山・・・ん?下半分位しか見えてません、
なんか雲が多くてスカッとした青空ではありません、あ~残念(T_T)
近くの軽食コーナーでひと休みして
園内を散策、夏草の匂いを嗅ぎながら子供たちがはしゃぐ遊具の有るエリアを抜けると
あまり人も居ない静かな羊の放牧地へ出ました、
羊のいる風景って長閑で大好きなんです(^^)
村上春樹さんの「羊男」を思い出します。
放牧地でのんびり羊を見て撮って過ごしましたね、まぁとにかく良く草を食べてます、
ムシャムシャと美味そうに・・・で、たまにこちらを一瞥し、なんだ人間か・・みたいな(^^)
うーん、飽きない!


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もう少しで羊と会話出来そうな気がしてた時、隣でガイドマップ見てたカミさんがいきなり「馬乗ろう!」
なんでも馬に乗って係の方に引いてもらってちょっとしたコースを一周出来るみたいです、
羊の群れに別れを告げて、乗馬エリアへ。
500円のチケットを購入し、まずはカミさんが乗り
ワタシが柵沿いで撮影、その後交代。
普段、競馬でしか馴染みがないお馬さんなんですが、
まず、跨ってみて思ったのは・・・やはり騎手って凄いな!でしたね(^_^;)
次に視点が高くなってなんか殿様気分、パッカパッカと楽しいです\(^o^)/
でもこれひとりだと絶対無理ですね、コントロール出来そうもありませんよ。


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まきば園を入場口まで戻り
一旦出て、別のアリアに有る「上丸牛舎」へ歩いていきます、
上丸牛舎の入り口には消毒マットが敷かれてます、
よく消毒して中へ入りますとほとんど人が居ません、
まきば園の喧騒が嘘のようです、
この雰囲気こそ、まさにワタシがイメージしたそのものでした、
何度か見たことのある写真はこの上丸牛舎から雪をかぶる岩手山を写したものでした。
100年を超える歴史を感じる牛舎やサイロ、有形文化財です。
特に2つ並んだレンガサイロの存在感、この静かな佇まいに酪農の歴史を感じます。
この上丸牛舎の風景はいつまでも残して欲しいですね。


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そんな古い牛舎の中を覗くと、面倒臭そうに目を向けてくる牛、
興味無さそうにそっぽ向く牛、元気に動きまわる仔牛、
普段、例えば牛肉は牛肉としか見てないけど、
この牛の瞳を見てるとなんか複雑な気持ちになりますね。
牛舎を離れ、レンガサイロの近くで写真を撮って、
その奥へ進むと、宮沢賢治の碑がありました。
のんびり歩いて上丸牛舎を出ます、
もし岩手山が綺麗に見えていたなら、ここからタクシー使って
有名な「一本桜」を見に行こうと思ってました、夏風の中の一本桜と背景の岩手山って
いかにも絵になりますよねぇ~、でも岩手山が見えないのでヤメました。
また時間が合わず、「ガイド付きバスツアー(総合編)」に乗れなかったのも残念でしたね。
でもわずかでしたが小岩井農場の広さを垣間見ることが出来ました、
上空から見れば一番なんでしょうけど(^_^;)


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昔から凄く馴染みある小岩井の製品なんですが、何事にも歴史ありですね、
岩手山南麓に限りなく続く不毛の原野・・・
今、立っているこの場所がそうだったのかと感じることは
今となっては難しいですね、
宮沢賢治的に言えば「新鮮な奇跡」が訪れた場所なのでしょう。
今後、小岩井製品を購入する際に(特にチーズかな)
あの牛舎の牛達を思い出すことでしょう。

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まきば園のバス停に戻って盛岡駅も戻るバスを待ちました。

< 続く >

by opaphoto | 2015-08-09 21:00 | 旅日記(国内) | Comments(0)