人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2017 GW 福島の夜、「たこ寅」のおでんに酔う【禊ぎの酒場】

安達太良山から福島市内へは一般道を走りましたが、

GWらしい渋滞は全く無く快調に走れました。


その日の宿、JR福島駅西口すぐのAPAに到着。

ホテルの専用駐車場はないので近隣を探し、

すぐ近くあるイトーヨーカドーの駐車場へ。

一晩1800円・・・、駅近エリアなので、

これでも界隈で一番安かったから仕方ないっす(^_^;)



2017 GW 福島の夜、「たこ寅」のおでんに酔う【禊ぎの酒場】_b0247073_22291567.jpg




少しのんびりして、辺りが薄暗くなる頃に

ぶらぶらと出かけました、

目指す今宵の居酒屋は、

おでんで有名な「たこ寅」さんです。


福島駅、西口から東口へ抜けまして

そのまま道なりに東へ進み、信号を渡ると文化通りという

雰囲気のある石畳の道、商店と飲み屋さんが混在した

通りで、左右それぞれ奥に続く小路があり、

闇に映えるネオンサインが酔客を誘ってます、

なかなか雰囲気の良いBARの看板もちらほらと。


2017 GW 福島の夜、「たこ寅」のおでんに酔う【禊ぎの酒場】_b0247073_22295320.jpg


しかし、地方の飲み屋街をぶらぶらするのって楽しいです、

その町自体がギュと濃縮された感じで、

そこをふらふらと漂っている感覚が妙に好きですね。

しかも、それが初めての町なら尚更です(^^)


暫く進み、少し広い通りを左へ曲がると

目に飛び込んでくる大きな「おでん」の看板、

赤ちょうちんの灯りが優しく迎えてくれます。


2017 GW 福島の夜、「たこ寅」のおでんに酔う【禊ぎの酒場】_b0247073_22312046.jpg


店内に入り、予約を告げるとなんと立派なカウンターの中央へ、

目の前に大きな「多古寅」と書かれた扁額、

カウンターの手触りもイイですね、目の前に

有名な秘伝出汁の湯気が上がってます!

カウンター越しに覗くと

なんとも美味そうなおでんの具がグツグツと汁の中で踊ってますよ(^^)


でも、ここは慌てずにまずはエビスの生、ごきゅごきゅと飲み干せば

昼間の安達太良行の疲れも吹っ飛びます、激旨っす(^^)

大根としらすのサラダ、ししゃも、大好物の牛すじ、そのどて焼きを注文。

さらにビールお代わり!

これで落ち着きました(^_^;)


2017 GW 福島の夜、「たこ寅」のおでんに酔う【禊ぎの酒場】_b0247073_22303342.jpg





地酒をチェックします、福島のお馴染みの地酒、

いいセレクトです、もちろん他にもたくさん用意されてます。

とりあえず普段飲んでないモノを注文します。

まずは以前、会津若松の籠太でも飲んだ「風が吹く」にします。



2017 GW 福島の夜、「たこ寅」のおでんに酔う【禊ぎの酒場】_b0247073_22330284.jpg


次におでんを頼みました、

大根、牛すじ、豆腐。

少し甘めな酒になんとも旨ジョッパい汁に絡んだ

おでんの具が日本酒にスゴく合います、

硬めの豆腐の上にはおぼろ昆布が乗ってて、これがまたウマかった。


2017 GW 福島の夜、「たこ寅」のおでんに酔う【禊ぎの酒場】_b0247073_22331933.jpg


ここからはまったりと居酒屋時間を楽しみます、

耳に入る回りの話し声を聞けば地元の方ばかりなようですね、

飛び交う方言がまた酒の肴に良いんですよねぇ~、旅情って感じです。



2017 GW 福島の夜、「たこ寅」のおでんに酔う【禊ぎの酒場】_b0247073_22333520.jpg


昆布や練り物、そして旬ものでタケノコがありましたので注文、

おでんで食べるのは恐らく初めてですが出汁が滲みて歯ざわりがよく、

酒が進みます。

で、次のお酒は・・・末廣酒造の「壺中春」

なんとも朴訥な感じの御主人のオススメはそのまま冷やで。

う~ん、これもまた美味いねぇ~!

で、おでんの出汁をすすってみると・・・もちろん合います。


以前、開高健さんの本、なんだったっけかなぁ~、

そこに、どんな酒もまずは歯茎で味わうって書かれてました、

だからテイスティング出来る方は口を膨らませる感じになりますよね、

酒を歯茎に浸せば、やがてそこから本質が顔を出す・・みたいな事を

開高さんは言われてましたよ、

酒の本質かぁ〜、その域に行かれた方ならではの言葉だなぁ~(^_^;)

出汁を歯茎で味わうのも有りかな(笑)



2017 GW 福島の夜、「たこ寅」のおでんに酔う【禊ぎの酒場】_b0247073_22335735.jpg



最後の締めは「うどん」です。

うどんが大きな油揚げの中に詰められたままおでんの出汁の中で茹だってます(^^)

御主人にこれはオリジナルですか?と聞けば、

なんでもおでん修行であちこち行脚した時に大阪の小さなおでん屋さんで

出会ったとのこと、これだとウチの出汁に合いそうだと言うので

やってみたら定番になったということです。

早速、箸で油揚げの腹を開き、中のうどんをほじくり出して啜ります、

・・・ウマい!


おでん修行の話やら何やらを聞いてるうちに

楽しい酔いどれ時間は過ぎていきました。

勘定を済ませ店を出て、来た道をそのまま戻ることにします、

福島市の「たこ寅」いいお店でした。


2017 GW 福島の夜、「たこ寅」のおでんに酔う【禊ぎの酒場】_b0247073_22341997.jpg


街灯に浮かぶ飲み屋街、行き交う女性を何となく酔眼チェックしますと、

いや~福島も美人多いなぁ~と改めて思います(*´∀`*)

総じて肌の色が白い、色の白いは七難隠すっていいますよね、たしか。

七難ってなんだよ、隠せないよ!って感じですが(笑)

で、そんな肌の白い美人さんが口を開けば方言でしょ、そのギャップがイイんだよなぁ~。

それは多分、東北すべてに言えることなんですけどね(^^)

あ~ワタシは方言フェチなのかもしれないなぁ~(笑)

妄想膨らみながら福島の夜は更けていきます。



<福島ドライブ観光へ続く>




by opaphoto | 2017-05-11 23:00 | 禊ぎの酒場(旅先の居酒屋満足記) | Comments(0)