2018 GW・京都&奈良、青もみじが呼んでいる!万緑の巡礼路【その7】


【奈良・橿原神宮~談山神社~金峯山寺~如意輪寺~大日寺】



吉野川に架かる橋を越え、吉野山へと上がっていきます。

以前、訪れた時にも走った道ですが

全く覚えていなかった・・・(笑)

ただその時に車を駐めた広い駐車場は覚えてました、

そこから金峯山寺まで徒歩で20分以上かかりましたね、

往復歩いたので思ったよりも時間がかかったけど、

その分歩いた道は良く覚えていました、

今回はより寺に近い駐車場に駐めることにして

細い道を進みます。

とにかくこの界隈は駐車場が少ないですね、

かといって車以外だと不便だしなぁ。

この界隈で営業しているお店の駐車場を利用するのが

一番イイと思います、食事とか兼ねれば無料だったりするし、

ただそれも数が少ないので早いもの勝ちか、あとはタイミングですね。

もちろん大混雑必至の桜の頃は通行禁止とかの規制がはいるので

この時期だけは、車は止めた方が良いですね。




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仁王門が見えてきたところで、

おばちゃんが「おいで!おいで!」してくれます(^_^;)

その駐車場に滑り込みました。

駐車代は千円。(この界隈は恐らくどこも同じ値段みたいです)

逸る気持ちを抑え、目の前の仁王門の石段を上がりました。

そして本降りの雨になりました。





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前回訪れたのは何時だったか・・・と調べたら2013年のGWでした、

その時の記事を読み返してみました、天気は快晴でしたね、

やっぱりブログに残しておくとイイもんですね、

その時の感情まで蘇ってきます。

5年前でしたが、なんかもっと前のような気がしてました、

ちなみにカメラはD700でしたね、

改めて貼り付けた写真を見ると・・・1200万画素で十分なのかなと感じましたよ(笑)

重さには閉口だけど撮影機材としては秀逸でしたからね。




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国宝の仁王門はこの秋から大修理に着手の予定だそうです、

瓦が落下する可能性があるとのことで

防護柵に覆われていました、

ちなみに完成予定は2028年・・・10年後です(^_^;)

神社仏閣の修理はとにかく時間がかかります、

あの薬師寺の東塔も現在修理中ですが11年かかってますからね、

その完成も2年後に迫ってますが。


この仁王門の大修理の勧進のために秘仏蔵王権現は

特別に毎年春と秋の御開帳しています。

それまでは滅多に拝観できなかったと聞きました。

その勧進のおかげで今回2度目の対面が叶ったわけです。

仁王門を過ぎて細い道を進み少し石段を上がれば

右手にどデカい本堂が見えてきます、

修験道の聖域であり、蔵王権現を祀る国宝の蔵王堂です、

高さは34m、木造古建築では東大寺に次ぐ大きさと言われてます、

安土桃山時代に再建された大伽藍、

この日は雨に煙り、まさに圧巻でした。




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蔵王堂前の受付で拝観料を支払います、ふと右の建屋を見ると

御朱印所と書かれて開いてました、前回は閉まってたんですが、

御朱印ブームを感じますね、まぁ~それで神社仏閣が少しでも潤って

くれれば良いと思います。

御朱印は後で頂くことにして早速堂内へ。


あ~青の秘仏、蔵王権現三尊、こちらを睨んでます!

やっぱり、カッコいいなぁー!!

まずはその正面に座り、数年ぶりの再訪を告げます、

仰ぎ見るその憤怒の表情が少し緩んだような気がしましたよ(^_^;)

しばらくぼんやりと拝見してから内陣へ進みます、

回廊を右回りで進めるんですが、まず入ってすぐの所で

係の方がいますのでその前で案内されるのを待ちます、

何を?と言うことですが、

蔵王権現三尊の前に衝立で仕切られた四角いスペースが設けてあります、

「発露の間」というんですが、大人3人入れるくらいかな、

そこで三尊と対峙し心を打ち明けるわけですね、

前回も入りました。

実は左右から入れるようになってまして、それぞれ係の方が居ます、

ワタシらは三尊をよく観るためにまず右から入り、一旦出て

回廊を巡り、最後にまた向かって左から入るという・・・

一体何度観てるねん!と言われるくらい観ました。(笑)

とにかく見飽きないのです、そして不思議と心が落ち着きます。

向かって左から、釈迦如来(過去)、観音菩薩(現在)、弥勒菩薩(未来)を表し、

それぞれの仏が化身したのが、その荒々しいお姿なのです。


さて、内陣回廊にもいくつかの仏像がいらっしゃいます、

右回りなのでその順で言えば、

まずは修験道の開祖、役行者(えんのぎょうじゃ)

前鬼と後鬼を従えたもので、役行者像と言えば

これが定番です、このお方がこの吉野山で修行中に蔵王権現が現れ、

それを桜に木に彫刻し、お堂を建て祀ったのが始まりとされてます。

山登りをすればわかりますが、役行者縁の山々が多いのです、

山岳信仰の始まりは役行者といわれてますからね、

山形の羽黒山に行ったときも感じましたが

修験道は日本人の心に深く結びついてると思いますね。


太子像もあるんですよね、薬師三尊、釈迦如来、身代わり不動、

更には蔵王権現の大きいのと小さいの。

さらに真裏から一旦外へ出て渡り廊下を進んだ先には「蔵王権現本地堂」

これはとても新しいお堂です、

そのお堂に鎮座されているのが変化前の釈迦、観音、弥勒の三尊、

金ピカで美しい座像です。蔵王権現との対比が面白いですね。

そしてその隣にはまたもや役行者三尊像が置かれています。

すっかり蔵王権現を堪能し外へ出ました。



ランチは吉野うどんと柿の葉寿司、

その後は車で少し離れた如意輪寺へ向かいました。


吉野の山から少し下った所にひっそりとある如意輪寺は

後醍醐天皇の勅願寺です。

境内には多宝塔、宝物館などがありました、

扉に矢の先で刻まれた楠正行の辞世の句もあったりします、

重文の金剛蔵王権現像は小ぶりながらも迫力ある造形でした、

後醍醐天皇の念持仏で源慶作です。

ちなみに仏画も迫力ありましたね、

本堂の裏にはこの地で崩御した天皇の陵があります、

戦う天皇のイメージがあるんですが、

それにしては寂しい場所かなと思いましたね、

雨がそう思わせるのかも知れませんが。






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如意輪寺のあとはさらに上へ戻り、

大日寺を訪ねます。

この吉野の山には多くの寺院があって

平成30年4月から1年渡り、「吉野山 寺宝めぐり」というイベントを行ってます、

当然、御朱印巡りも兼ねてますので、専用の御朱印帳とかあるみたいです。

如意輪寺以外は比較的近いところにまとまっているので

その気になれば1日で十分回れますね、ちなみに寺院は九箇所です。


大日寺への細い歩道を下ります、この先に寺があるようには見えません、

民家の軒先を抜けるように進むと小さな山門があり、

その奥にこれまた小さなお堂があります。

目の前の土の上に結界が張られていました、

山伏の火の行をする場所と言うことです。

拝観入口から声を掛けると隣の母屋から声がして

おばさんが出てきてくれました。

料金を払い、御朱印帳を渡して堂内へ上がります。

狭いので奥に鎮座する仏像がもうすでに見えていました。

五智如来です。

このスペースに見事に収まり、参拝するワタシらへ慈悲の光が

浴びせられます。

うーん、まさかこんなに見事だとは、サイズも大きく

思わず見惚れてしまいました、

気付いて線香を上げ、内陣の近くまで行って

じっくり見仏です。

中央の大日如来、右の手前から時計回りに

阿閦如来、宝生如来、無量寿如来、不空成就如来となります。

普通は塔内にいらっしゃいまして、それぞれの方角を向いてますが、

ここでは堂内に同じ方向を向いて鎮座しております。

京都、東寺の立体曼荼羅と同じですね。

金箔と漆の三層構造で造られているなんとも贅沢な仕様とのこと。


小さいお堂ですが、堂内は無限に広がっていました、

見た目で判断してはいけませんね。(^_^;)

まだまだ人生修行が足りません。






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吉野の山から一気に駆け下り、車はまた吉野川の橋を越えます、

この川が結界を表しているかのようです。

奈良市内へと戻ります、

途中で大神神社一の鳥居の前を通りましたので

脇に駐車して遠くの雲間から覗く三輪山を望みます、

その姿に役行者や蔵王権現の姿が重なりました。


レンタカーを返して近鉄奈良駅から

特急で京都へ戻ります、

途中、近鉄丹波橋駅で

京阪本線に乗り換え、三条へと向かいました。





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【オマケの動画・いまふたたびの奈良へ 金峯山寺】




< 続く>



by opaphoto | 2018-06-16 23:00 | 京都&奈良&近畿 | Comments(0)