2018 GW・京都&奈良、青もみじが呼んでいる!万緑の巡礼路【その10】


【清水寺~建仁寺~六道珍皇寺~智積院~三十三間堂~東本願寺】


北門から建仁寺に入りました。

広い境内です、方丈から法堂、そして三門と直線で結ばれています、

拝観受付は方丈、早速中へ入り、拝観料を支払います、

すると受付の女性の方が「館内全て撮影可能になってます」と事務的に言われました。

うーん、知ってはいましたが改めてそう言われると驚きますね、

その点だけでも建仁寺は観光客に優しい寺院だと思います、

ただ「団体での撮影は遠慮してくれ」と張り紙がありましたよ(^_^;)

そりゃそうだと思いました!





b0247073_12555233.jpg





方丈から入るといきなり風神雷神図屛風が展示されています、

もちろん高精細デジタル複製ですが、俵屋宗達・・・スゲぇなぁ~(^_^;)

この構図、躍動感、ふと思い浮かべる風神雷神と言えば

やはりこの宗達のイメージなんですよね。


b0247073_12561175.jpg


そこから○△□乃庭を眺めつつ方丈内を撮影散策です、

自由に撮影出来るってイイもんですね(^_^)

それから法堂(はっとう)へと向かいます、

ここにも観ておきたかったモノが描かれております。

法堂へ入り、見上げれば見事な雲龍!

法堂の天井画は小泉淳作筆による「双龍図」です。

創建800年記念として2002年に描かれたモノですが

もう圧巻でしたね。

ポカーンと口開けて見上げてましたよ、アホな子みたいに(笑)

で、その視線を下へ下げると建仁寺の御本尊である釈迦如来座像、

三尊形式ですがよく観るとよく観る釈迦三尊ではありません、

普通に多い組み合わせは文殊と普賢の両菩薩ですが、

建仁寺は禅寺だからなのか、釈迦十大弟子のうちのお二方が

脇侍として釈迦に仕えていました。

仏教第二祖の迦葉(まか)尊者と第三祖の阿難(あなん)尊者です。

まさに須弥壇といえる場所から神々しい光を放ちながら

この空間にその存在感は見事と言えるほど調和していました、

で、見上げれば雲龍ですよ!

うーん、法堂内部のこの世界観、

いやはや、この降り注ぐパワーに人間なんてひれ伏すだけです。




b0247073_12561975.jpg





b0247073_12562439.jpg


b0247073_12563189.jpg




b0247073_12563696.jpg




b0247073_12564150.jpg




さらに方丈へと戻り、大雄苑(だいおうえん)などを観て回ります

庭園の美しさ、襖に描かれた雲龍図や竹林七賢図(もちろん複製)

気に入った場所では腰を下ろし、ゆったりとした時間を過ごします、

京都最古の禅寺パワー、いやはや建仁寺、素晴らしい!


最後に御朱印を頂きますが、

実は事前に確認済みで、欲しいと思ってた御朱印帳をここで購入しました、

しかも・・・2種類(笑)

どちらかひとつには絞り込めないこの煩悩(笑)

念願の雲龍と風神雷神の御朱印帳を購入し

大満足して方丈を出ました(^o^)


出口は勅使門方面へ、途中に三門を見物しつつ、境内を歩きました。




b0247073_12564868.jpg



b0247073_12565495.jpg







b0247073_12570151.jpg





b0247073_12570757.jpg





b0247073_12571606.jpg





b0247073_12572355.jpg





b0247073_12572994.jpg





b0247073_12573478.jpg





b0247073_12574125.jpg






次のお寺はすぐ近くにあります。

建仁寺の勅使門からわずか数分、精霊を迎える「六道まいり」で有名な

「六道珍皇寺」です。

山門を一礼して潜れば、ここは古くからあの世とこの世の分岐点

六道の辻、そこに建つ古刹なのです。

なんとなく摩訶不思議な感覚で境内を進みます、

こじんまりとした境内でまず迎えてくれたのが薬師堂の薬師如来、

御挨拶して隣のお堂を観れば、出ました閻魔堂!

この世とあの世と言えばこの方なのです(^_^;)

中を覗くと閻魔大王座像と小野篁(おののたかむら)像が置かれてます、

小野篁はある意味、この寺の主役ですね、

閻魔大王像もその手によるモノだと伝わってます。





b0247073_12574757.jpg





b0247073_12575308.jpg





b0247073_12575924.jpg





b0247073_12580536.jpg




小野篁(802~852年)は嵯峨天皇に仕えた官僚です、

文武両道に優れたお方とありますが、

優れすぎたために閻魔大王にも気に入られ、

昼は朝廷、夜は閻魔庁と休む暇無しだったようです(^_^;)

その閻魔庁へ通うために夜な夜な訪れたのが

まさにこの場所でして、なんと冥界の入り口がこの寺にはあるのですね、

入り口だけだと戻って来れないので

ちゃんと出口も用意されています。

なんかそれを聞いただけでワクワクさせてくれる、そんなお寺です(^_^)


本堂に上がれば、すぐに受付の机が置かれていて、

そこで拝観料を払います。

5月GWの特別拝観中ということで僧侶の方はもちろん、お手伝いの方々もいらっしゃいました、

とりあえず御朱印帳を預け2種類の御朱印をお願いしました。

ここにはいろいろと凝った数種類の御朱印がありましたね、

ワタシは普通のタイプを頼みました。

また、オリジナル御朱印帳も販売してましたよ、

閻魔様の表紙・・・一瞬買おうかと思いましたが、さすがに三冊目は我慢しました(^_^;)

時期により特別な御朱印の配布もいろいろと行うようで

その点のやる気は大いに歓迎です。


さて、堂内はあまり大きくはないんですが、順路通りに進めば、まずは薬師三尊像、

薬師如来はその名の通り「薬」の壺を手に持ち、病平癒の仏様です、

でも、ここはあの世とこの世の境界線、まぁ、わからなくもないけど、

なんかシュールな世界観です。


ここは撮影禁止の場所はちゃんと張り紙がありますので、それを守りつつ

進みます。お堂の奥へ進むと庭へ降りるための下足が用意されています、

堂内から撮影するのはいいけど近くでの撮影は禁止、

それが小野篁があの世の閻魔庁へと通うために使用した「冥途通いの井戸」です。

なんか思っていたより小さい井戸で格子蓋の隙間から覗けば深い闇に吸い込まれるようで

少し閉所恐怖症なワタシは息苦しく感じましたね(笑)





b0247073_12581063.jpg





b0247073_12581636.jpg




さらにその奥へと狭い小径を進めば

今度は「黄泉がえりの井戸」こちらはとても新しい井戸ですけど、

もともと無かったのか、それとも古くなって造り変えたのかわかりませんが。

普通に考えれば冥途通いできるのだからひとつで十分だと思いますけどね。

こちらも覗いてみると、なんとLEDの粒電球が下へと下げられていて光ってます、

この演出もきっと新しいから出来たのだろうなと納得しました。

雰囲気としてはやはり先に見た「冥途通いの井戸」の方に何か感じるものがありましたね、

井戸の底が繋がる世界と言えば村上春樹さんの本にもその手の話は多いですね(^_^)


ちょっとした広間には現代アートで描かれた輪廻転生する世界(六道)の絵があり、

やはりこのお寺らしいと感じます、

この場所自体が平安朝の頃から野辺の送りをしたところで

六道の辻と言えば多くの亡骸を鳥辺山へ送る冥界の入り口なのです。

お盆の精霊迎えはこの寺の一大行事、そう聞いて多くの魂があの井戸から

飛び出たり吸い込まれたりするのをイメージしたら

怖いと言うよりもむしろ楽しいとさえ感じられましたね、

死んだ人も生きている、誰かが覚えている限り。


六道は「天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道」

ちなみにワタシらがいる人間道は四苦八苦がある世界らしいっす。(^_^;)

なんとも複雑な思いを胸に、六道さんを後にしました。





b0247073_12582374.jpg


by opaphoto | 2018-07-07 23:00 | 京都&奈良&近畿 | Comments(4)

Commented by rollingwest at 2018-07-08 13:35
京都を始め西日本の豪雨は本当に大変なことになりましたね。建仁寺も大丈夫だったのでしょうか?地震や豪雨で毎年天災に悩まされる日本ですが平穏無事の日常を過ごせることが一番ですね。
Commented by tapara at 2018-07-08 22:32 x
Rollingwestさん、在京おいらの知る限り、建仁寺は平気なようですね

しかし、おーぱさんの記事を観ると、いいお寺だなと思います 家から歩いて30分くらいで行けるのですが、恥ずかしいことにまだ訪ねていません 東京に住む息子は、5年前くらいに一人で行きよったのに ~~

ニュースであったように鴨川は3日ほど前かなり濁流になっていましたが、今日観た時はわりにおさまっていました
しかし、今回の雨にはまいりましたね www
Commented by opaphoto at 2018-07-09 21:42
RWさん、こんばんは。
広島、倉敷、京都・・・
楽しく旅した町の惨状に言葉もありません。
またワタシの故郷の九州も。
いろんな意味で穏やかな日常が訪れることを願います。
Commented by opaphoto at 2018-07-09 21:49
taparaさん、こんばんは。
桂川、鴨川のニュース映像を観て驚きました、
娘が京都に住んでるときにも一度、桂川が氾濫して
慌てて連絡取った記憶があります。
なじみ深い町だけに心配でしたが、
とりあえず安心しました。