板東三十三観音巡礼☆【八巡目】
今回の巡礼地
1・高蔵寺(三十番札所)千葉県木更津市矢那
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板東三十三観音巡礼、残るのは茨城の四寺と千葉の五寺。
もう少し時間かかりそう、まぁ、のんびりと巡礼を楽しみます。
今回は「ついで」と言っては失礼なので
君津で行われた落語会と兼ねて、になります。
落語会は午後からなので
午前中に巡礼を済ませます。
館山道木更津北ICを降りて一般道を走り
木々が鬱蒼と茂る山中へ。
途中の案内板に従い山門前の駐車場へ。
三十番札所・高蔵寺(高倉観音)に着きました。
丁度マイクロバスが駐車してます。
境内に入れば高齢者の方々10名程度がいらっしゃいました。
まぁ、賑やかでした。
仁王門は楼門形式、左右を見れば実に素朴な仁王像。
阿形像は頭部の漆が残り独特な印象、
全体的に風化しつつも睨みを効かせています。
一礼し山門をくぐって正面を見れば、
珍しい高床式の本堂が見えます。
山間にしては広い境内。
右側には熊野神社があります。
まずは本堂へ。
十句観音経を唱え納め札を納めて終了。
内陣を見れば立派な厨子が見えます。
高蔵寺。
草創は6世紀後半。用命天皇の時代に
徳義上人という僧が木の梢に現れた4寸ほどの観音像を
安置する御堂を建てたのが始まりとのこと。
その後に行基が訪れ、聖観音を刻んで、その頭部に
徳義上人の4寸の観音像を納め本尊としました。
この辺りを納めていた猪野長官なる人物が子宝を授かるように願い、
生まれた娘が嫁いだ先で男児を出産、
その子が藤原鎌足で、後に鎌足はこの寺に堂宇を寄進したとの伝承もあります。
あくまで伝承ですが、ここはかなり古くから土地の人々に信仰されていたと
いうことはわかります。
境内に案内板があり、
「御本尊拝観、観音浄土巡り300円」とあります。
入口は本堂の床下、左側にありました。
ここで御朱印も頂けます。熊野神社の隣にも社務所があったので
そちらでも頂けるようになってます。
御朱印の種類は多く、やる気を感じますね。
御朱印帳を預け、観音浄土巡りを始めます。
本堂床下のスペースに多くの仏像などが置かれてまして、
それらを見て歩くわけです。
一応、地獄、極楽などと分けられておりました。
丁度、中央辺りになんと御本尊の聖観世音菩薩を仰ぎ見る事が出来ます。
これが大きい!
クスノキの一本彫りで像高は3.6m。
本堂で見た閉じられた厨子を開けば
この観音像の胸から上が納まっていることになります。
丑年と午年のみ御本尊御開帳となってますが、
300円で足下から仰ぎ見る事が出来ます。
しかも、撮影禁止とか書いてありません!
自由です。
しかし、この像を彫った行基と言う僧は、まあのちに菩薩となるのですが、
一体どんな人生だったのか、そっちに興味が湧きました。
とにかく巡礼で行基菩薩の名を見ない場所はないほどです。
本堂床下の浄土巡りを終え、受付で御朱印帳を受け取って
境内を回り、さらに熊野神社に参拝して高蔵寺を出ました。
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【御朱印】※札所順
☆高蔵寺(三十番札所)
☆この日出会った御大師様
本堂床下の「浄土巡り」で出会いました。
【今回の功徳・持ち帰り品】
では、最後に。。。
「南無大慈大悲観世音菩薩」( ̄− ̄)
☆九巡目へ
by opaphoto | 2024-10-02 23:00 | 板東三十三観音☆巡礼 | Comments(0)