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カテゴリ:本の雑記( 42 )

「ほんの数行」 和田誠

『ほんの数行』和田誠 著 【七つ森書館】


この本は去年の夏旅で行った長崎市内の「ひとやすみ書店」で買いました。

旅先で本を買うのは荷物になるので、文庫以外は考えもんですが、

まぁ、出会ったという事を大切にしたいかなと。

あと、スゴく安かったので(^_^;)


内容はイラストレーターである和田誠さん自身が装丁した本の数々を

紹介している本です。

ほんの数行というのは、まず、その本の文中から気に入った一文を書き出してあり、

本文はその本や作家さんについて

見開き2ページでいろいろと書かれています。

一般的な書評とは違い、堅苦しさはありません。

取り上げている本の数はざっと100冊になります。

つまり100冊の面白いとこを1冊で読めるワケなので、

ある意味、とてもお得です(^_^;)

そして100冊の表紙のイラストレーションも楽しめます、貴重な記録でもあります。

雑誌「週刊金曜日」での連載をまとめた本なのですが、

その週刊金曜日ってのに全く記憶がありません。

でも、こうして単行本で出してくれると助かりますね。


ただ読みたいと思う本が沢山出てくるので困ります。

もう古本屋でしか探せないものもありますので、

まぁ、どこかで見つけたら買いたいなと思います。


いろんな作家の味のある言葉を楽しめて、新たな本との出会いへ導いてくれる、ステキな本だと思います。


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by opaphoto | 2019-07-12 23:00 | 本の雑記 | Comments(0)

「てくてく青空登山」 安西水丸

「てくてく青空登山」安西水丸著【ミューレン編集部】


2019年3月発売の初版本です。

2014年に水丸さんは亡くなられてますから、

この本が出たときはちょっと驚きましたね、

まさか新しい本が出るとは思ってなかったので。

内容は1990年から2012年まで、

いくつかの雑誌に掲載されたものをまとめたものです。


最初に一般の書店(日本橋丸善)で探して見つからず、

調べてみたら、一度行った事のある荻窪の「Title」で販売してました、

すぐに行ける場所ではないのですが、「Title」のオンラインショップがあったので

そちらから購入しました。

とてもシンプルな装丁で手触りも良く、

気に入ってます。紙質が良いんでしょうね。



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続きはこちらでーす(^_^)

by opaphoto | 2019-06-27 23:00 | 本の雑記 | Comments(2)

「ノースライト」横山秀夫

『ノースライト』横山秀夫 著 【新潮社】


横山さんの著書は昔、

「半落ち」で単行本を買って読み、

感動して、それから遡っていくつか読みました。

「陰の季節」やら「クライマーズ ハイ」とか。

とても映像化し易い横山作品は、

ドラマや映画で馴染みの方も多いと思います。


前作は「64」でした。

重厚なミステリーで読み応えありましたね。

ドラマ化や映画化もされ、どちらも観ました。

でも、やはり本が一番面白くて、次はドラマかな、

(たしかNHKの連続ドラマだった・・・)

主人公のピエール瀧さんの演技が良かったし。

映画は一番遅かったので、その分感動が薄れた感がありますが。

電話帳のくだりは被害者の執念の凄まじさを見事に描いていたと思います。


その「64」から6年振りに横山さんの新作がこの「ノースライト」

新聞の書評を見て読みたくなり買いました。

いつもながら物語に引き込まれてしまったなぁって感じです(^_^;)

散らばったパズルのピースが、ひとつに結実していく後半は、

ページをめくる手も速くなりました。


「ノースライト」は一人の建築士の物語なのですが、

そこにタウトの椅子が絡み謎が深まります、

それらの物語はやがて希望溢れる終着点へと向かいます。

ついつい目頭が熱くなる場面もあり、

いやはや、やられちゃったなって感じです(^_^;)

ネタバレになるので詳しくは書きませんが。


いろんな形があるだろうけど、

家族という関係性は元々、とてもシンプルでピュアなものかもしれません、

過ごした時間の尊さというものを、しみじみと考えさせられました、

タイトルにはもっと深い意味があると思いますが。

北の光は読者の心も柔らかく包み込んでくれます。

読後感はとても良かった。


しかし、建築士の仕事はやりがいあるけど大変なんですねぇ~、でも形として残る仕事は素敵だなと

感じました。

そして、ブルーノ・タウトの事、始めて詳しく知りましたよ(^_^;)

かなり興味そそられましたね。



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by opaphoto | 2019-05-23 23:00 | 本の雑記 | Comments(0)

「月まで三キロ」 伊予原 新

『月まで三キロ』伊予原 新 著 【新潮社】

  

元々、これとは違う本を買いに本屋さんへ行きました。

目的の本をすぐに探し、あとはぶらぶらと本棚など流していると、

平積みされた本の表紙が目に止まりました。

それがこの本です。


タイトルと表紙絵に惹かれました。

この作家さんの本は読んだこと無かったのですが、

パラパラと捲り、短編集だとわかりました、

自然に読みたくなったので、この本も追加で買いました。

こういう偶然の出会いが本にはあります。


元々、買いたかった本を読むのを後回しにして、

この本から読みました。

6編の短編、どの物語も終わりに余韻があり、

その後の展開に「光」が見えました。

読後感の心地良さ、心の澱が流されていきます。


身の回りに当たり前のように存在する物が

実は奇跡なのかも知れません、

慈しみ共に生きるということ。

見上げる空に浮かぶ月が愛しく思えます。


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by opaphoto | 2019-04-19 23:00 | 本の雑記 | Comments(0)

安西水丸さんの二冊

「水丸さんのゴーシチゴ」 ぴあ

「東京美女散歩」講談社文庫


「水丸さんのゴーシチゴ」はタイトル通り、俳句ですが、

全ての俳句に水丸さんのカラーでのイラストレーション付きです、

それだけでも買いでしたが、

パラパラと俳句を詠めば、季節毎に詠まれた数々の句がまた

妙に味がある、

ワタシが俳句の善し悪しなんぞを語れる身分ではありませんが、

それでも水丸さんの人柄が垣間見えて

どこかほのぼのとしたり、考え込んだりと

楽しめます(^_^)

やはり、その人生で培われた視点はさすがなのです。

ちゃんと取り組めば、とても難しい俳句の世界、

カッコつけたりしようと思うと

とても陳腐になっちゃうわけです、

ピュアな心と語彙力が求められます、

俳句を楽しめるようになれば一端の大人なのかもと

思いました。



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続きはこちらーです(^_^)

by opaphoto | 2019-04-11 23:00 | 本の雑記 | Comments(0)

珈琲が呼ぶ 片岡義男


「珈琲が呼ぶ」 片岡義男 著  光文社

久しぶりに片岡義男さん本を読みました、
しかし、珈琲というテーマだけで、
これだけのボリュームのエッセイ本になるんですね。
(作家さんなので当然なのですが(^_^;)

そんな珈琲に呼ばれた話は
音楽から映画、喫茶店の思い出から
さらには筆記具にまで及びます。
そんな珈琲にまつわるいろんな話を
面白く読めました。
この本で取り上げられた京都の喫茶店「静香」には
実際行って椅子の感触を確かめたりしたし。(^ ^)

片岡義男の小説にハマったのは10代後半頃だったかな、
一時期、集中的に読み漁りました、
ハマると、その作家さんの作品を一気に読む質なんです(^_^;)
「人生は野菜スープ」とか、映画にもなった「スローなブギにしてくれ」とか
「ロンサム・カーボーイ」「マーマレイドの朝」など
短編小説が好きでしたね。
長編だと「湾岸道路」かな、これも映画化されたけど。
いろんなタイトルを思い出すだけで
懐かしさがこみ上げてきます。
青春期に読んだ小説ってそんなもんです。

片岡義男の小説のタイトルが好きで、
そこからどんな物語なのかと連想するのが好きでした。
そして物語に登場する女性が、みんな素敵だったなぁ〜(^_^;)

今思えば、どこか村上春樹さんにも通じるものを感じますね、
お二人に共通すると言えば、アメリカンカルチャーですかね。音楽や映画への造詣の深さも似ています。
この本にも珈琲という視点でいくつかの映画のシーンが語られています。ワタシも好きな映画でしたが、
さすがにそのシーンは覚えてなかった!
改めて映画の楽しみ方を教えてもらった気がします。

珈琲を飲みながら読みたくなる
素敵なエッセイ本でした。

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by opaphoto | 2019-03-19 23:00 | 本の雑記 | Comments(0)

一瞬の宇宙 KAGAYA


「一瞬の宇宙」KAGAYA・河出書房新書



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年末に購入して、正月休み中に読みました、

KAGAYAさんのフォト&エッセイです。


ワタシはTwitterで知ったKAGAYAさんをフォローしてまして、

そのツィートにいつも和まされていました、

「空をご覧下さい」という常套句から始まり、

その日の空の様子を教えてくれます、

掲載される写真もステキなのです。


子供の頃からぼんやりと空を眺める事が好きでした、

屋根の上で寝転がって見たりしてました、

見つかると、瓦が割れるから降りろと言われましたね、

ワタシが落ちたりすると危ないから・・とは言われなかったなぁ(笑)

その頃の家は高台にあったので町を見下ろすように港の方まで見えて

その上に空がありました、夏には入道雲が湧き、

その風景がとても好きでしたね。


太陽が動き光の色が変わる、月が形を変え空に浮かび、

無数の星が瞬く。

当たり前のことだけど、実は素晴らしい天体ショーをいつも見ているのです。

空を見上げることで。


とかく見たくないモノまで見せられてしまう今の時代、

たまには空を見上げ、心をリセットする必要があるのではと思ったりします。


この本を読んでいると宇宙の広大さを知ると共に

実にちっぽけな自分の存在に気付かされます、

それがとても心地良いのです。


一度、ちゃんと星景写真に取り組んでみたいけど

夜に狙った構図を求め、動くなんてことが

なかなか出来ずにいます(^_^;)

テント泊登山とかが一番のチャンスなんだけどなぁ。



by opaphoto | 2019-01-12 23:00 | 本の雑記 | Comments(2)

冷血 高村薫

「冷血(上・下)・髙村薫 ・新潮文庫」


「冷血」と言ってすぐに浮かんだのが

トルーマン・カポーティに同名小説でした、

実際に起こった事件を書いたノンフィクション・ノヴェルでした。

ワタシは未読ですが有名なので内容はなんとなく知っていました、

ただその重さに・・・読む機会がありませんでした。それとも避けてた?(^_^;)


今回、好きな作家である髙村薫さんが書かれた「冷血」を買ったのは、

まず文庫化されたこと、

帯に「合田刑事」と書かれていたことですね。


トルーマン・カポーティ版と違い、あくまで特定のモデルケースがない小説だとご本人が言われてると何かで読みましたが、

そう言われても、いくつかの実際に起こった凶悪事件の事を

思い浮かべてしまいました。

内容はトルーマン・カポーティの「冷血」に似ているので、

髙村薫版「冷血」と言うべきでしょうか。


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続きはこちらーです(^_^)

by opaphoto | 2018-11-18 23:00 | 本の雑記 | Comments(0)

ピーターバラカン ロックの英詞を読むー世界を変える歌ー

「ロックの英詞を読むー世界を変える歌ー」ピーター・バラカン 集英社インターナショナル


昔、レコードを買う楽しみといえば、

その溝に刻まれた音を聴くことはもちろんでしたが、

歌詞カードというか、付属ブックと言った方がいいのかな、

そこに書かれた歌詞や訳詞、さらにライナーノーツ、

中にはレコーディング風景のスナップが掲載されていたり、

ちょっとしたアート集みたいなものもありました。

レコード買うと当たり前のように付いてくるので

それが楽しみでした。

古いモノには一枚の紙の表裏に書かれてるだけの

素っ気ないモノもありましたが。

そうそう、各楽器の演奏者の名前なども書かれていて、

おっ、ドラムはジム・ケルトナーか!とか

そんな感じでワクワクしながら読み、そして聴いていたもんです。


今、音楽も配信主流へと大きく変わり、

購入も一曲単位で便利になっていく反面、

一枚のアルバムを隅々まで楽しんだ頃が

懐かしくもあります。


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続きはこちらでーす(^o^)

by opaphoto | 2018-11-04 23:00 | 本の雑記 | Comments(4)

村上春樹の100曲 

「村上春樹の100曲」 編著・栗原裕一郎 立東舎


村上春樹さんの小説に登場する音楽の数々、

それらを各音楽分野に精通する方々が

物語との関係性などを掘り下げつつ

読み解く内容になっており、

最新の「騎士団長殺し」までカバーしています。

ちなみにワタシは読んでなかったのですが

以前出版された「音楽で読み解く村上春樹」

を全面的に作り直した本になっています。

タイトル的には今回の方が好感が持てますね、

読み解くと言われるよりは、100曲!って言われた方が

なんかガイド本的な取っつきやすさを感じますね(^_^;)


ジャンルとして四つに分けられています。

ロック・ポップス・クラシック・ジャズ。

それぞれ専門の評者が書かれています、

ただこういう趣旨の本なので音楽専門書的なアプローチよりは

まず、物語と曲の関係性が重視されているので

村上ファンにはとても興味深い内容になってます。


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続きはこちらーです(^_^)

by opaphoto | 2018-10-21 17:00 | 本の雑記 | Comments(0)